沖縄の地価上昇の理由と、地価が高い地域トップ3|沖縄の住まい・住宅に関するお役立ち情報

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沖縄の土地の価格が上昇。
地価が高い市町村トップ3

2017年9月号掲載
沖縄の土地の価格が上昇。地価が高い市町村トップ3

突然ですが、現在沖縄県内の土地価格が上昇していることをご存知でしょうか?
県内でマイホームをお考えの方や県外から県内への移住を検討されている方にとっては、土地価格の変動は気になるところだと思います。
ここでは、現在の沖縄県内の地価上昇理由と地価が高い市町村3つを、特徴を交えながらご紹介したいと思います。

好調な観光業と人口の増加が
沖縄の土地価格の上昇要因

近年、沖縄を訪れる外国人観光客が増えており、2013年から4年連続で過去最高値を更新しています(※1)。その恩恵を受け、観光地や商業地が賑わい、それが県内景気の拡大を押し上げたことで、商業地の土地需要が高まりました。また一方で、沖縄県全体の人口が増加し、新規アパート、分譲マンション建設のための宅地の需要も高まっております。
この2つの土地需要の高まりが沖縄県の土地価格上昇の要因になっていると考えられているのです(※2)

~参考~
※1:沖縄タイムス記事
※2:沖縄県地価調査結果の概要(PDF)

沖縄県の市町村地価ランキング

2016年の沖縄県の平均の土地価格(※1)は、1㎡あたり7万7227円でした。これは上昇率3.78%で、47都道府県ランキングでは8位にランクインしています。沖縄県の地価公示価格の平均でも13位にランクインしており、全国でも注目されている場所と言えるでしょう。

~出典元~
※1:土地の価格相場が分かる 土地データ

1位:那覇市

沖縄の県庁所在地。那覇市には空港や国際通りがあるだけでなく、世界遺産の首里城があります。
多くの人が集まり、街が栄えているため、県内の他の地域と比べて価格が高くなります。
那覇市の地価は以下のとおりです。

  • 地価平均:17万7222円/㎡
  • 坪単価平均:58万5859円/坪
2位:浦添市

那覇市に隣接する浦添市は、「那覇市」「沖縄市」「うるま市」に次いで4つ目に規模の大きい都市です。
沖縄県内でも商業と工業が活発な都市で、さまざまな人が行き交います。また、沖縄県の南部にも中部にもアクセスしやすいという特徴があるため、沖縄で働く人がベッドタウンとして浦添市を選ぶことが多いようです。
浦添市の地価は以下のとおりです。

  • 地価平均:10万9811円/㎡
  • 坪単価平均:36万3014円/坪
3位:北谷町

「きただに・きたたに」と読んでしまいがちですが、「ちゃたんちょう」が正式名称です。
北谷町は、観光地として有名。特に輸入雑貨店が並ぶ「アメリカンデポ」や観覧車のあるショッピングスポット「美浜アメリカンビレッジ」は海外から訪れた多くの観光客が利用しています。北谷町は近くに米軍基地があるため、外国人が多く異国情緒があふれた街になっていることも特徴的です。比較的大きなイオンショッピングセンターがあるため、生活しやすい環境が整っていいます。
北谷町の地価は以下のとおりです。

  • 地価平均:8万8930円/㎡
  • 坪単価平均:29万3983円/坪
沖縄不動産 土地価格事情

沖縄では平成25年ごろから、地価が少しずつ上昇しています。今回紹介した3市町村以外の市町村においても、軒並み土地価格は上昇しています。
地価はその地域の開発状況に左右されるため、都市化が進んでいる地域や今後進む地域、過疎化が進んでいる地域などは今後数年のうちに地価変動があることも十分考えられます。
土地の購入を検討されている方はその市町村の市場動向を確認しながら、購入を考えてみてください。