浜カフェリアルエステート株式会社 大石 晃三(おおいし こうぞう)さん|沖縄の不動産会社インタビュー

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投資用物件に特化 プロの経験と知識で資産運用をサポート

浜カフェリアルエステート(株)代表取締役大石 晃三(おおいし こうぞう)── 2016年11月号掲載

アジア諸国を漫遊した後、沖縄の風土に惚れて移住。
2歳を迎える息子と遊ぶのが日々の楽しみだとか。

投資用物件多い沖縄 低金利化受け活発

── では始めに、御社の概要についてお聞かせください。

社員数は私を入れて3名、不動産の売買を主な業務としていて、本島全域が営業エリアとなっています。

── それでは、御社の経営方針について教えてください。

まずはスピーディに動くこと、そしてお約束はしっかりと守るということですね。弊社は売買の中でも、投資用の物件に注力をしております。その関係で、お客さまの資産形成に関するアドバイスやサポートもしています。それから、様々な形態の投資に対応すべく、現在は一般的な不動産投資以外にも、太陽光発電や風力発電を活用した投資への取り組みも始めました。

── 県内の投資用物件への注目度が高まっているということでしょうか。

沖縄は元々、投資用として運用されている物件の比率が非常に高いと感じております。特にマンションは、賃貸での活用を目的に所有されている方が多い。しかし、県内を見ても投資用物件を特化的に取りまとめた会社がありませんでした。そこで弊社を新しく立ち上げた際に、(投資用物件に)注力していこうと決めました。

── 確かにコンドミニアムといった、賃貸方法に関する言葉を近年よく耳にするようになりました。

例えば去年の秋口ごろに聞いた話ですが、その当時マンションを買われた方のうち4割ぐらいが県外の方だったそうです。すぐに入居するという目的ではなく、「将来的には沖縄に住みたい、(そのために)縁を持ちたい」と考えて物件を求められているお客さまがかなりいるんだな、と。

そういったお客さまが個人で、それぞれの不動産屋が扱っている物件を調べていくとなると、比較検討することや自分に適した物件を精査していくのに非常に時間や手間が掛かります。そこで弊社としては、自社他社を問わず物件を精査して、お客さまの目的に合ったものを薦めたり、10年後や20年後を見据えた購入のアドバイスをしたりして、サポートする体制を作っています。

── 県外からの購入者が多いのですね。

実際のところ、県内のお客さまも多くいらっしゃいます。元々沖縄は軍用地や外人住宅など、本土にはない不動産投資が根付いています。そこへ低金利の時代を迎えて、お客さまご自身の資産形成を考える中で不動産の所有を検討されるという動きは、より活発になっていると感じますね。

弊社としては、これから不動産投資を始めてみようという“ビギナー”の方が失敗しないように、収支の計画をしっかり練るなどアドバイスをしていきたい。具体的には、節税対策を考えると早急に投資を始める方がよいとお伝えすることや、これとは逆に(お客さまによっては)もう少し準備期間を置くべきだということもありますね

リスクの見極め プロの視点でサポート

── 御社では「沖縄収益.COM」というサイトを運営、条件別に物件をジャンル化して紹介されていますね。

(サイト内のジャンル分けは)どの分類にどのような物件が当てはまっていくのか、考え方を整理してもらうためのものです。お客さまが最も求められるのは“ローリスク・ハイリターン”の物件ですが、どんなものにもリスクは付き物。お客さまご自身がどこまでのリスクを許容できるのか、そこが重要な問題です。

できる限りリスクを抑えたいのか、それとも多少のリスクを負ってでも利益を求めたいのか。サイトをご覧いただいて物件を見る目を肥やすと共に、お客さまが何を求めるのかをご自身の中で見極めていただければと思いますね。

── 環境や性格などで投資の向き不向きはあるのでしょうか。

ありますね。例えば、現在どのくらいの所得税を払う方なのか。また、奥さまは扶養控除なのか、もしくは共働きなのかという点は名義を決めるポイントになります。

不動産投資による所得は、給与所得と合算して所得税額を計算できる、総合課税の対象。そして不動産は文字通り“動かない”資産なので、あまり時間を割くことなく運用できます。なので、一般のサラリーマンが節税をしようとする場合、最も効果的なのが不動産投資でしょう。それゆえに、最初に所有された物件はとても重要になりますので、プロのサポートがあるべきだと私は思います。

── 最近では投資に関する情報も入手しやすく、事前に調べてこられる方もいらっしゃるのでは。

事前に調べてこられる方は、リスク面をよく感じていらっしゃるケースが多い。そのリスクをいかに下げられるのか、その方法を探している方がほとんどですね。良い話だけを信じて、という方はあまりいません。そのお客さまが持っている知識を、沖縄の現状に当てはめた場合どうなるのか、マッチングさせるのが大事です。

例えば、利回りについて沖縄は6~8%と言われており、20%前後とされる全国と比較すると低く感じます。しかし空室率を見ると、沖縄が10%を切る一方で、関東圏では30%を超える地域もあると言われています。このバランスを考えるとハイリスクなのかどうか。こういった情報は書籍だけではなかなか分かりません。実際にお客さまとエリアを回りながら、最適な物件のマッチングをさせていただくということもあります。

── 不動産のプロが持っている知識や経験と、一般的に出回っている情報のギャップを埋めていくのですね。

そうですね、お客さまと実際の地域の特性を結び付けていく役割を誰かが担わなければならない。その役割を務めることが、不動産投資に取り組む弊社の存在意義があるのかなと思います。

安定収入見込める 太陽光発電

── 御社では太陽光発電への投資も手掛けているという話が先程ありました。

従来の不動産投資に加え、(太陽光発電などの)発電システムへの投資も不動産に関わるジャンルです。元々土地を所有されている方だけがということではなく、土地付きで発電システムを運用するということですね。これは軍用地と似たような形で、安定した収入が見込める。ローリスクの最たるものと捉えていいと思います。弊社では今年から本格的に取り入れましたが、完売が早く、好評いただいております。

── ところで、不動産投資をされるお客さまはどのような方が多いですか。

主婦の方からのお問合せも意外と多いですよ。そして一般のサラリーマンの方もお客さまには多いですね。太陽光発電の場合は、実際にシステムを家に設置した方が多い印象です。これまでの不動産投資には興味が無かったけど……という声もよく聞きます。

── 従来の投資とは違った、興味深いお話です。

沖縄は将来的にまだまだ発展する地域だと信じています。弊社が太陽光発電で扱っている土地は、比較的安価な物件ですが、20年後にはその周りの環境が整備されているかもしれない。人口が増えて価値が上がる可能性もありますし、「沖縄の将来に投資する」という考え方もよいと思いますね。

浜カフェリアルエステート(株)

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