株式会社クレアール 山川 祥弥（やまかわ しょうや）さん｜沖縄の不動産会社インタビュー

── これまでの経験で思い出に残っていることは？

実を言うと、新入社員として前職に入社してしばらく、全然営業ができなくて。
最初の3年間ぐらいはずっとビリの成績でした。

── 今の姿からは意外です。

なので、不動産以外の事業を手伝うことも多くありました。
海ぶどうの販売とか…。

── 全く違うジャンルですね！？

はい、通常業務の後に、海ぶどうの販売や焼肉屋、居酒屋などいろいろ手伝いました。
その時の社長の教えで「100円の商品を売るのも何千万の不動産を売るのも同じ価値」というのがあって、この言葉や経験が現在にも活きていると感じます。

ただ、当時の習慣が抜けないのか、一日中働き通していてもあまり苦にならなくて…（笑）。別の上司には「お前は人の300倍努力しないといけない」なんてことも言われて、一体どれだけやればいいんだと電卓で計算しましたよ（笑）。

── 笑って話せるようになって良かったです（笑）。

なので一つ一つの契約が心の支えになりましたね。お客さまと話している時間が安心というか（笑）。
さまざまな現場を体験したことで、接客に対する価値観が変わったと感じます。

── 多くの経験を経て、接客で心掛けていることは？

『親身になって相手に寄り添うのが営業』かな、と。
お客さまは現状に対して何らかの変化を求めて物件を探しているので、その悩みや不満などを聞いて、一人ひとりに合った提案をするように心掛けています。
もしお子さまがいる場合なら、通学路や街灯の有無なども細かく説明するようにしています。

── 今後、若手スタッフが入社した時の教育方針のイメージはありますか？

何も教えず、まずは自分で考えさせますね。
今は私と同世代の人々が客層の中心ですが、10年後には当然、客層の世代も下がります。
その場合、私の世代の考えが下の世代にもベストかと言えば、違うと思う。
彼らの世代なりの売り方があると思うので、今の考えを押し付けるようなことはしないと思います。
仕組みなど共通するものは伝えますが、お客さまとリンクする部分は自分で考えてよりよい方法を見つけてほしいですね。

── さて、「あっ！！」と大きく書かれた広告など、ユニークなアイデアが御社のPRに多く見られますが、この発想は？

周りの人の気を引くのは得意だと思います。
この広告もイメージ戦略の一つで、今後はこの「あっ！！」が先行していくかもしれません（笑）。
普通の会社がやらないような、面白い事はどんどん取り入れたい。私が代表なので、自由にやれるな、と。
『次世代不動産』としてYouTuberみたいなこともやってみたいし「TikTok」や「Instagram」などのSNSを使うのもいい。
これからは自分から発信していく時代だと思うので、SNSをきっかけにしてグーホームを見るような流れも作れるのではないかと思います。

── 自由な発想で間口を広げる、ということですね

TV、チラシ、ネット、SNS…さまざまな媒体を連動させることで、今まで不動産に興味がなかった人々を振り向かせることもできるかもしれない。

特にSNSは、弊社やスタッフの楽しい雰囲気が伝えられますし、お客さま同士や取引先を繋ぐ架け橋にもなれると思います。インフルエンサーのような存在になれたら！とも思いますね。まだ具体的に取り組んでいないのでこれから…というところですが。
あくまでも営業が主軸ですが、やりたいことが多すぎて追いつかないですね（笑）。スタッフを増やしていけば始められると考えています。

── 最後に、山川社長ご自身のことで質問です。自社物件やデベロッパーなど目標を伺いましたが、すべて実現したら挑戦したいことはありますか？

デベロッパーになったら会社を他のスタッフに任せて、日本一周の旅に出たいですね。
その後は、世界一周して、自分探しの旅に…。

── 今からですか！？

車とか使って行けたらたらいいなと。
前職の社長から「40代までにはリタイヤして自分の時間を使えるようにしなさい」というようなことも伺ったので、そういうのもいいかなと思います。

── 本日はお忙しい中、楽しいお話をたくさんお伺いできました。ありがとうございました！