有限会社山上不動産 與儀 愛斗（よぎ まなと）さん｜沖縄の不動産会社インタビュー

── はじめに、御社の概要についてお聞かせください。

現在は、前代表である祖父との2人で営業しています。
業務内容は賃貸物件の管理および賃貸・売買の仲介で、主な営業エリアは賃貸が那覇・浦添、売買は県内全域です。

── では、経営方針についてお聞かせください。

『地域密着』という言葉に尽きますね
。 先代から数えて丸30年、地域の地主さまに助けられ、今日に至るまで営業を続けることができました。これからも変わらず地域の方々の支えになれたらと思います。

── 代表に就くまでの経緯は。

大学時代から『いずれは不動産業に』と考え、民法や法律を学んできました。
それから那覇の不動産会社に入社し、主に賃貸物件の担当をさせていただいたのが4年前。その1年後、経理などのサポートが理由で弊社に移り、現在に至ります。

── 学生の頃から、会社を引き継ぐことを想定して活動されていた？

そうですね、大体の予測は付けていました（笑）。
当初は、もう少し長く前職で不動産について勉強したかったと思っていましたが、スピード感をもって接客対応するという点など、前職での経験が活きていると感じます。
その会社とは今も時々手伝いに行ったり、アドバイスをもらったりと関係が続いています。

── 長く地域に根差してきた会社を引き継いで感じることは。

起業しても長く続けられない会社が多いと聞く中、30年も続いているのは率直に「すごいな」と。
地主さまと先代との会話を見ていると強い信頼関係で結ばれているのがわかりますし、私のことも皆さんが孫のようにかわいがってくださいます。
改めて考えると、私が今日まで育ってこれたのはお客さまの方々のおかげでもあるので、これからは弊社を通じて『その恩に報いたい』という想いが強いですね。
プレッシャーもありますが、現場での活動を通じて借主さまや家主さまを助ける事がやりがいになっています。

── この地域の特徴は。

事務所近隣の浦添市仲西エリアは新都心・おもろまちといった中心街から近いのが大きな特長なので、那覇市内に勤めるお客さまがファミリー・個人問わず多いという印象です。
加えて外国人留学生も多いので弊社が窓口となって、外国人OKの物件に強い会社を紹介する事も多いですね。
家主さまや借主さまの両方の力になれるように働きかけていくのを重視しています。

── 接客などで工夫している点は。

昨今はVR内覧なども発達しているので積極的に活用しています。
反面、室内の広さや物件周辺の環境など、文字や写真の情報だけではお客さまの認識にズレが生じることもありますので、一度はお客さまご自身の目で確認していただく事を薦めています。