ペットと暮らすリノベーション|沖縄リライフ

ペットと暮らすリノベーション

2024.06

ペットと暮らすリノベーション|沖縄リライフ

「リノベーションした住まいでペットと楽しく暮らしたい!」
ペットが走れる小さな庭があったり、ペット用のドアをつけたり、キャットタワーを作るのもいいなぁ・・と物件探しを始めると、ペットを飼えるマンションが思いのほか少ないことに気が付きます。

もちろん戸建て住宅にするのもひとつ。
そうなると、探すエリアや資金計画も変わってきます。
今回は、ペットを飼っている方、飼いたい方のリノベーション物件の探し方をまとめました。

目次

マンションのペットに関する規約

分譲マンションには管理組合によって管理規約が定められており、その中にペットに関する規約があります。
まず定められているのは、『ペット飼育可』『飼育不可』のいずれか。
『飼育可』の場合でも、「1匹まで」「2匹まで」と言った頭数制限や「体長○cmまで」という大きさの制限があるのが一般的。
『飼育可』の場合、ほとんどのマンションでは猫や小型犬の飼育が許可されていますが、大型犬の飼育が許可されていることはほとんどありません。

『飼育不可』の場合でもカゴの中で飼う鳥や水槽で飼う魚など、他の入居者に影響を与えることが、ほぼない生き物は許可されていることが多いです。
ウサギや少し大きい鳥などは個別判断になることが多いようです。

種類や大きさ・頭数制限など、管理規約に明記されていなくてもルールがある場合があります。後々のトラブルを防ぐためにも、管理規約のチェックや管理組合へのヒアリングなどは事前にきっちりと行う必要があります。

ペットが飼えるマンションの特徴

ペットの規約には築年数によってある程度の傾向があります。
築40年を超えるくらいの物件だとペットの規約を定めていないところが比較的多くあります。
分譲マンションが増えてきた当初はペットによるトラブルが想定されておらず、管理規約に盛り込まれないままになっているのかもしれません。
一方、ここ15年くらいの新しい物件では分譲当初からペットの規約を定めていて、頭数制限や大きさの制限を満たせば飼育可能なことが多くなってきました。

エレベーターにペットが乗っている時は外部からわかり、ペットが苦手な人が同乗することがないように配慮する仕組みの「ペットボタン」を取り入れたり、ペット同伴時の専用通路を設けたり、ペットを飼いたい人と動物が苦手な人とのトラブルを回避するためにハード面の仕組みを整えているマンションも増えてきました。

物件探しをしているとその間の築20~30年程度の物件では『飼育不可』と定められていることが多い印象です。

ペットを飼うことを優先するなら?

ペットを飼うことを前提にすると物件の選択肢はグッと減ってしまいます。
ペットを飼うことを優先するのであれば探すエリアを広げたり、広さや築年数など条件を柔軟に設定するのが良いでしょう。
比較的、新しい物件を検討してリノベーションする範囲を絞って予算を調整することも選択肢の一つです。

また、マンションにこだわらずに戸建て住宅を選択肢に入れることも。
戸建て住宅ではもちろん管理規約による制限はありませんが、物件の構造や状態によってリノベーションの費用は大きく異なるので物件探しの段階からリノベーションに詳しい担当者に相談して進めるのがオススメです。

ペットと暮らすリノベーション住宅の事例

ここからは、ペットと暮らす住まいを手に入れたリノベーション事例を紹介します。

事例①:新築で購入12年後の自宅をリノベーション

新築で購入して12年住んだ自宅をリノベーションしたご夫婦。
小型犬1匹と一緒に暮らしています。

寝室とダイニングの間には愛犬のための小さなトンネル。
寝室とダイニングの間には愛犬のための小さなトンネル。

事例②:2002年築のマンションを購入してリノベーション

2002年築の比較的新しいマンションを購入してリノベーションした事例。
足場板やヴィンテージ加工の床材・アンティークドアなど、築年数に捉われずヴィンテージに徹底的にこだわって好みの空間に仕上げました。

引っ越してからトイプードルが家族に仲間入り。
引っ越してからトイプードルが家族に仲間入り。

事例③:ペット可物件メゾネットのリノベーション

ペット飼育可の物件を探して見つけた部屋はメゾネットで、猫たちにとっても嬉しいポイントだったそう。デザイン性を保ちながら猫たちにも楽しい住まいを実現しました。

食器棚兼間仕切りにキャットタワーの役割を持たせている。
食器棚兼間仕切りにキャットタワーの役割を持たせている。

人間と同じように、ペットによって性格や特徴も異なります。このほかにも、匂いがこもらないように換気扇をつけたペットトイレのスペース、ペットが室外へ脱走するのを防止する建具、ペットの足の負担にならない床材など、ペットと暮らすからこその工夫をした住まいづくりも多く手がけてきました。
なかなか探し出すのが難しい、ペット飼育可能物件。物件探しのお手伝いはもちろん、リノベーションでペットと一緒に快適に過ごすためのプランや建材も提案します。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

森岡 瑞穂(もりおか みずほ)

森岡 瑞穂(もりおか みずほ)

自身の希望で大阪本社より沖縄事務所に赴任し、同社運営のホテルスタッフも兼務。リノベーションした住宅で暮らしています。

株式会社アートアンドクラフト 沖縄事務所

株式会社アートアンドクラフト 沖縄事務所 リノベーション協議会

自分らしい住まいと新しい空間づくりの提案。1994年設立。日本におけるリノベーションの黎明期から活動し、住まいやオフィスを『リノベーション』で魅力的に再生することを得意としています。

不動産のプロであるコーディネーターと建築士の資格をもった設計者が、物件探しから設計・施工、引き渡しまでトータルにサポート。ビルやアパートの再生コンサルティングも承ります。

沖縄事務所は老朽化したホテルを全面的に再生し自ら運営もするSPICE MOTEL内にあります。

※株式会社アートアンドクラフト 沖縄事務所はリノベーション協議会の会員です。