グーホーム【沖縄不動産会社インタビュー】
株式会社大央ハウジング
前盛 邦男さんに聞いてみた

2018年05月号掲載

プロ集団として研鑽を続ける。石垣島との懸け橋にも
座右の銘に「ビジネスの神髄は親孝行にあり」を掲げる。
趣味はゴルフ。

プロとして磨きをかける

── 始めに、御社の概要について教えてください。

主な事業内容は賃貸物件の管理業を中心に売買・仲介、買取再販、そしてアパート建築のコンサルなどを手掛けています。
賃貸物件は那覇市を中心に中南部一帯、売買物件は県内全域を営業エリアとしています。石垣支店では石垣島内の物件が主です。本社は那覇市泊にあり、社員が17名。石垣支店には7名の社員がおります。

【株式会社大央ハウジング】国道58号線沿い、泊交差点近くに拠点となるビルを構える。「地域密着」を理念に、プロの視点でお客さまをサポートする。

── 御社の経営理念についてお聞かせください。

「地域密着」を掲げております。そして、社員の人材育成に力を入れています。

── 社員教育についてはどのような方針をとられているのですか。

外部のセミナーなどにも積極的に参加させていますが、新人については「何の為に働いているのか」というマインド面、課長以上の社員はマネジメント系のセミナーといったように、立場に合った育成ですね。そして、弊社は宅地建物取引士(宅建士)の資格を取得した社員が16名、賃貸不動産経営管理士 ※が12名在籍しています。

※ 賃貸不動産経営管理士
賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家。平成28年9月の賃貸住宅管理業者登録制度改正を機に、注目が高まっている。

── 宅建士の方の多さに驚きました。経営管理士が多いのも大きな強みだと感じます。

やはりプロの集団として、宅建士の資格は必要。弊社は女性社員が多いのですが、それぞれで最善の学習法を見つけて取得しています。社内の誰に聞いても、誰でも答えられるというのが理想です。プロとして、またお客さまの大事な財産を預かる者として、磨きをかけていかないといけないですよね。
不動産の物件は様々。多種多様なニーズに対応するためには勉強しておかないと。お客さまから尋ねられた時に即答できないと信頼関係を築けないですから。

石垣島との懸け橋。
発展が楽しみ

── 前盛代表は御社の強みをどういった点に感じていますか。

「地域の皆さまに必要とされ、信頼される」ということを念頭において、ニーズに応えてきたこと。そして、先ほどもあった「プロの集団」として、有資格者が多く在籍していること。さらに、石垣支店があることによって、本島と石垣島の懸け橋という役割を担えていることも大きいですね。最近、石垣島の物件についての問い合わせも多くいただいています。島内の物件を紹介されることもあったり、石垣から本島へ移住したいという方の問い合わせだったり。県外の方から「石垣でアパートを建てたい」という話をいただいたこともありますね。今後の発展が楽しみな地域ですよ。

── 石垣島は県内外問わず注目度が高まっていると聞きます。

石垣は高校卒業まで住んでいた地元。今も実家はあります。親戚や友人から相続の相談を受けたのが、石垣支店を作ることになったきっかけでしたね。そのお客さまからはコンサルタントのお礼として、社歌を頂きました。毎週月曜日の朝礼時に全員で斉唱しています。

地域のための
不動産会社目指して

── 御社の今後の展望についてお聞かせください。

私を含めて弊社には3名相続支援コンサルタントの資格を持つ者がいて、コンサル業務もやっています。お客さまの相続に関わる問題に対して幅広い視点からコンサルティングを行うとともに、必要に応じて各分野の専門家と連携しながら、お客さまの希望する相続の実現を支援したいと思っています。お客さまのライフステージに合わせ賃貸・売買・不動産有効活用コンサルティング業まで、「住生活総合サービス業」を展開していきます。

── まさに「地域のための不動産会社」ですね。

そこは目指すところです。お客さまが求めていることを常に考え、変化に対応していく。
大手企業が定期的に顧客向けセミナーなどを開催しているのを見ると、組織力の違いを感じますが、将来は弊社も、という思いがあります。小さなことも含めて、総合不動産業として10年先、50年先もお客さまのために携わっていきたいですね。

株式会社大央ハウジング

所在地沖縄県那覇市泊2-16-1
営業時間09:00~18:00
定休日日曜・ゴールデンウィーク・年末年始