家賃保証会社の概要と、メリット・デメリット|沖縄の住まい・住宅に関するお役立ち情報

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賃貸で家賃保証会社を
利用するメリット・デメリット

2019年3月号掲載
賃貸で家賃保証会社を利用するメリット・デメリット

賃貸住宅を探している際に「家賃保証会社へ加入することが条件」と明記された物件を見かけることがありますが、そもそも「家賃保証会社」とはどのようなものなのでしょうか?

今回の記事では家賃保証会社の概要や利用する際のメリット・デメリットなどをご紹介します。

家賃保証会社とはどんなもの?

家賃保証会社とは、保証会社が家賃の連帯保証をするサービスを行う会社のことです。
借主は保証料金(手数料)を家賃保証会社に支払い、万が一借主が家賃を滞納した場合は家賃保証会社が貸主(大家さんや管理会社など)に家賃の立て替え払いを行います。

保証料の一般的な相場は、借りる物件の月額賃料の3割~全額ですが、保証会社や物件の賃料によって割合が変わる場合もあります。多くの場合1年契約ですが、更新の際に更新保証料として「家賃の1割程度」「1万円」といった金額を支払う必要があることを覚えておきましょう。

家賃保証会社を利用する
メリット・デメリット

メリット

物件の貸主は、借主に家賃を滞納されたとしても、家賃保証会社が立て替え払いを行ってくれるため、家賃の回収が確実に行えるというメリットがあります。このことから貸主は空き部屋の解消に役立てることができ、借主は物件が借りやすくなります。

また、「親類縁者が遠方に住んでいる」「連帯保証人を頼めない」などの理由で、連帯保証人を立てるのが難しい場合でも、家賃保証会社を利用すると入居が可能になるケースも多いです。さらに、転職したばかりで入居審査に通るかどうか微妙な場合でも、家賃保証会社と契約を結べば審査に通りやすくなるでしょう。

このように、家賃保証会社と契約を結ぶことで物件選びの選択肢を増やせるのは、大きなメリットといえます。

デメリット

借主は家賃保証会社を利用する際、貸主に支払う家賃とは別に保証料を支払う必要があります。そのため月々の負担が増加することに気をつけましょう。

家賃を滞納してしまった場合、家賃保証会社が立て替え払いをしてくれるため即時退去にはなりませんが、あくまでも「立て替え払い」なので一時的なものです。借主は家賃保証会社から立て替え払いをしてもらったら、支払期限内に必ず支払わなければいけません。家賃保証会社と契約をしているから……と安心せずに、滞納しないよう心掛けてください。

ちなみに、家賃保証会社と契約を結んでいても、必ず入居できるとは限りません。家賃保証会社とは別に連帯保証人を立てないと物件を借りることができない場合もあるので、物件の契約をする際は必ず確認するようにしましょう。

家賃保証会社を賢く利用して
賃貸住宅を借りよう

家賃保証会社を賢く利用して賃貸住宅を借りよう

家賃保証会社を上手に利用すれば物件の選択肢が広がり、部屋探しがやりやすくなります。
ただ、ひとつ気をつけておきたいのは、すべての物件で家賃保証会社を利用できるわけではないという点です。大家さんの意向によっては「家賃保証会社ではなくきちんと連帯保証人を立てた場合のみ物件を貸す」といったケースもあります。
お目当ての物件が家賃保証会社の利用を許可しているのか、しっかり調べた上で契約を進めてくださいね。また、家賃保証会社の保証内容や利用料は会社によって変わりますので、契約前に内容をしっかりと確認するのも忘れないようにしましょう!