株式会社BONDS 高澤 岬(たかさわ みさき)さん|沖縄の不動産会社インタビュー

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子育て世代の“イイナ”を応援! 絆に支えられ成長目指す

株式会社BONDS 代表取締役高澤 岬(たかさわ みさき)── 2017年02月号掲載

二児のママとして子育てを楽しみつつ、会社経営と二足のわらじを履く。
アール・ナイチンゲールの「人間は思った通りの人間になる」という言葉を好きな言葉に挙げる。

出産きっかけに 子育て世代に着目

── 2016年7月にオープンしたばかりということですが、御社の現況についてお聞かせください。

現在2名で業務に当たっています。主に賃貸の仲介を中心に、管理も行なっています。それと、HPと連動して子育てしながらモノ作りをしているママさんの紹介やハンドメイド作品の販売、子育て世代に向けたエリア情報の発信なども行なっています。主な営業エリアはうるま市と沖縄市を中心としています。

── 「子育て世代」というキーワードが出ましたが、御社のコンセプトについて教えてください。

「子育て世代のイイナをココに。」という考えのもと、子育て世代の暮らしをもっと楽しく!というのが弊社のコンセプト。弊社では「すべては子どもたちの笑顔のために」を経営理念に掲げ、子どもたちの幸せ=親の幸せと考えています。お父さんやお母さんがいつも笑顔だったら、子どもも笑顔になる。そのために、子育て世代の生活をより一層充実させていこうと取り組んでいます。

── 子どもを中心に、という理念は他にはない視点ですね。

元々は子どもが苦手だったというか、子どもと話すのが得意ではなかったんです。でも私自身が母親になってから、自分の子や同じ保育園に通っている子たちを見ていると癒されるというか、元気をもらえて。そのうちに「子どものためにできること、子どもに関わる何かをしたい」と思うようになりました。

人によって行動は違うと思うのですが、私自身がこれまで不動産業に携わっていたこともあって、“住まい=家族が集まる場所”という考えに結びつき、そこから子育てに繋げていけるのかな、と。

── そんなきっかけがあったのですね。

そして今後会社が安定してきたら、子育て真っ最中の方の雇用機会も作っていければと考えています。私が以前勤めていた会社は子育てに理解がある環境でしたが、それでも子どもが急に体調を崩した時など、周りの仲間に迷惑をかけてしまう場面がありました。もし従業員みんなが同じ子育て中の立場なら、そのような時にも支え合いがしやすいのでは、と。子どもに合わせた休暇の取り方や在宅ワークなど、色んな働き方を提案していければと思いますね。

── ぜひ実現してほしいアイデアです。

私にできることは何かなと考えた時に、(自身の現状と重ねて)子育てをしている方々に共感していくことはできるのかな、と。それを強みにして仕事に活かせられたらと思いますね。

地域を巻き込んだ 情報発信で絆づくり

── ところで、御社のホームページは物件情報だけではなくその周囲のエリア情報も充実しています。こだわりのポイントなどはありますか。

ホームページはレイアウトや画像など、すべてイチから選んでオーダーメイドで作成しています!子育て世代向けの情報を充実させたいというのがあって、キッズスペースがあるカフェや近隣の公園の情報を掲載しています。ただお部屋を探しに来ている人だけではなく、地域の方も巻き込んで情報発信をしたいということでこんな形になりました。

── 子育てを考えた時に、地域との結びつきは外せないものだと感じました。画像が豊富なので、地域の表情が見えやすいですね。

そうですね。併せて紹介しているハンドメイド作品については、友達同士のつながりから色んな広がりが生まれています。モノ作りをしながら子育てをしている方を人づてに紹介してもらっているのですが、その方から「物件を紹介してほしい」という話につながることもありました。

「BONDS」という社名には「絆」という意味があるんですが、周りとのつながりだったり、人に支えられて会社を続けられているんだなと、ホームページを作りながらも日々感じていますね。

── ちなみにハンドメイド作品を取り扱うきっかけはありますか。

(手芸品など)作っている知り合いが周りに多かったんですね。しかも完成度が高い。それで、せっかくならもっと人の目に触れる所で売ったら、(作者の)収入にもなるしいいのでは、と思って始めました。

物件の契約に来られたお客さまが子ども用に購入していくなど、良い反響をいただいています。展示スペースの提供や販売委託などはすべて無料なので、もし作品を置きたいという方がいたらぜひご連絡いただきたいですね(笑)。

店内に設置されたハンドメイドコーナー

ハンドメイド作品のコーナーでは、出品者を募集中だ。

── このハンドメイドコーナーやキッズスペースなど、一般的な不動産屋のイメージとは違う雰囲気ですね。

堅苦しさなく、ワクワクするような感じでお部屋探しをしてほしいなというのがあって、その空間づくりもサービスの一つと捉えています。お客さまがキッズスペースで子どもを遊ばせているうちに打ち解けて、物件の細かい条件を話していただくこともありますね。また、契約の時にはどうしても話が長くなりますので、絵本やおもちゃ、オムツも準備しています(笑)。

── こういったところにも子ども中心という理念が生きているのですね。

BONDS店内に置かれたキッズスペース

うるま市江洲の事務所。店内にキッズスペースがあり、子ども連れでも安心。

リノベ、イベント…… 膨らむアイデア

── さて、新年も間近に控えていますが、今後の展望などはありますか。

リノベーションした物件の販売や賃貸、あるいは民泊での活用を始めていきたいと考えています。リノベーションの際には子どもが喜ぶようなアイデアをどんどん入れていきたいですね。そして、ワークショップやフリーマーケットなどイベントもやっていけたらと思います。イベントについては設立当初からずっと考えているのですが、なかなか……(笑)。

── 不動産に捕らわれないアイデアはどこから生まれてくるのでしょうか。

何ですかねぇ……「こんなのがあったらいいのに」と思ったことを自分でやってる、っていう感じですね。一緒に出かけられるカフェを探しているうちに、「自分で(情報のまとめを)やっちゃうか」とか。子どもがアイデアをくれているような気もします。

株式会社BONDS

株式会社BONDS

所在地

沖縄県うるま市江洲262-2 ドミールN105

営業時間

09:00~18:30

定休日

水曜日 ご来店の際はお電話ください。

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