賃貸物件の内見で確認すべきポイント|沖縄の住まい・住宅に関するお役立ち情報

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まずは内見でチェック!
賃貸物件で確認しておきたいポイント

2018年2月号掲載
まずは内見でチェック!賃貸物件で確認しておきたいポイント

賃貸物件を借りる際には、実際にその物件へ足を運んで部屋の様子を確認する「内見」をすることになります。内見は部屋の雰囲気や周囲の環境などを確認できる重要なものですので、どういった箇所を確認すべきか、を知っておく必要があります。今回は、理想の物件を借りるために押さえておきたい、内見のチェックポイントをご紹介します。

家具が上手く配置できるかどうか

部屋には、当然ながら家具や家電を置かなくてはいけません。いくら面積が広くても、部屋の形状によっては思った通りに配置できないことがあります。そのため、内見の際はメジャーを用意しておいて、家具や家電を置きたいと思う場所の幅や奥行きなどをしっかり確認する必要があります。すでに家具や家電を持っているという方は、それぞれのサイズを事前に測り、これから購入するという方は、目星をつけている家具や家電のサイズをチェックしてメモなどに書き留めておくとよいでしょう。
また、窓の位置、ドアやクローゼットの扉の開閉方向もチェックしておく必要があります。開き戸である場合、そこに家具を置くことでスムーズな開閉ができなくことがあります。ほかにも家電を置く場所に関してはサイズだけではなく電源(コンセント)があるかどうかもチェックしておきましょう。

防音性・壁の厚さ

意外とチェックするのを忘れがちなのが壁の厚さや防音性です。せっかく理想の広さや間取りの部屋に住んでも、隣の部屋の物音が筒抜けだったり、外を走る自動車の音がうるさく聞こえるようでは、快適な生活を送れません。
防音性については壁を叩いて音の響きを確認する方法や、壁に耳を当ててどれくらい音が響いてくるのかを確認する方法があります。建物の構造によっては隣の部屋からの音だけでなく、エレベーターの稼働音や階段を通る際の足音などが聞こえてくることもあります。他にも、車の往来が多い時間帯や他の住人が部屋にいることが多い時間帯(休日など)に実際に内見を行い、窓やドアを閉めた状態と開けた状態でどれくらい音が入ってくるのか違いを確認するのもよいでしょう。あまりにも音がはっきり聞こえる場合は防音性が低い可能性がありますので注意しましょう。

カビが発生しやすいかどうか

内見の際にはトイレやキッチン、浴室などの水を使う場所を確認

室内の温度によっては湿気がたまりやすく、カビが発生しやすくなります。カビが頻繁に発生していては快適に生活できませんし、そもそも健康によくありません。カビが発生したらその都度、掃除することになりますが、あまりにも頻繁に発生するようでは手間がかかってしまって大変です。
カビは水気の多いところに多く発生するため、内見の際にはトイレやキッチン、浴室などの水を使う場所の壁や床にカビが生えていないかなども見ておきましょう。他にも、見落としがちなのが窓のサッシ付近。冬になると外気温と室内の温度差から窓に結露が発生します。結露が起こると、水分がサッシ付近にたまってカビが発生しやすくなります。サッシ周辺が変色していたり、不自然に壁紙が張り替えられていたりすると、結露しやすくカビが発生しやすい可能性もありますので、注意しておきましょう。

玄関ドアの大きさ、
トイレ・シャワーの水圧もチェック

部屋のサイズを測る際は、玄関ドアのサイズもしっかりチェックしておきましょう。荷物の出し入れで必ず通る玄関ドアが狭いと、大きな家具などを部屋に搬入できない場合があります。また、トイレやシャワーの水圧も確認しておくべきポイントです。内見の際に、試しにトイレの水を流す、シャワーから出る水の勢いをチェックするだけで済むので、忘れないようにしましょう。

今回は、内見の際に押さえておきたいチェックポイントをいくつかご紹介しました。賃貸物件を借りて暮らし始めてから後悔することがないように、内見に行く際はここで紹介したことを思い出して、チェックしてみてください。