水まわりリノベーションの
ベストなタイミングは?
2019年9月号掲載
キッチンやバスルームなどの水まわりが劣化しているのが分かっていても「まだまだ大丈夫」と使い続けている方もいると思います。しかし、より便利にキッチンやバスルームを使いたいのなら、水まわりのリノベーションを検討してみましょう。
今回は水まわりのリノベーションに適したタイミングや、施工のポイントをご紹介いたします。
水回り設備の耐用年数を考えて、業者に相談
一般的にキッチンの耐久年数は10~20年程度と言われており、バスルームは10~15年、トイレは10~20年程度が目安とされています。毎日使う水まわり設備だからこそ、劣化をきっかけにリノベーションを計画するという方も多いようです。
目安となる年数が経過していない場合でも、水漏れや腐食が起きていることを確認したらリノベーション業者に相談してみるとよいでしょう。
腐食・劣化が進む前にリノベーションしよう
住まいを建築した後、30年以上同じ設備を使っているという家庭は少なくありません。水まわりは湿気が溜まりやすくカビや腐食の影響を受けやすい場所。表面上はまだまだ使えるように見えても、シンクの裏側やバスタブの下部など、目に見えない部分に劣化・腐食・破損が起きているケースが多々あります。
「まだまだ使えるから」とリノベーションを先送りにした場合、設備が老朽化しすぎて修復が難しくなる場合もあります。
修復が困難になるほどの劣化など設備へのダメージが大きくなる前にリノベーションを検討しましょう。リノベーションで湿気が溜まりにくい設備にすれば、快適に過ごせるようになります。
まとめてリノベーションするのもおすすめ
リノベーションをするときには「バスルームのみ」「トイレのみ」とそれぞれの場所を分けて考える方が多いものです。しかし、水まわりは一度にリノベーションをしたほうが効率的といえます。
これは、水まわりのリノベーションを1つの業者にまとめて担当してもらったほうが工事が手早く済むためです。複数箇所を一度にリノベーションし、快適な水まわりを作りましょう。
リノベーションの内容をイメージしておこう
水まわりは毎日使う大切な場所なので使いやすく快適な空間にしたいもの。リノベーションを検討するなら、施工後にどんな雰囲気にするのかをきちんとイメージしておきましょう。
近年では便利な機能を備えたキッチンやバスタブ、トイレ設備が数多く販売されています。ショールームに足を運んで使い心地を体験したり、リノベーション業者にサンプルを見せてもらうなど、機能や費用について相談してみましょう。
水まわりは知らず知らずのうちに劣化していくものです。定期的な点検を心がけ、腐食や劣化によって故障してしまう前にリノベーションをするとよいでしょう。 ライフスタイルに合った設備を取り入れるリノベーションで、快適空間を作り上げてみてくださいね。