不動産の売却依頼をするなら大手と地元どっちがおすすめ?|不動産の価値×売却コンテンツ

不動産の売却依頼をするなら大手と地元どっちがおすすめ?

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2024.01.09

不動産の売却依頼をするなら大手と地元どっちがおすすめ?|不動産の価値×売却コンテンツ
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これから不動産の売却を考えられている方の中には、どこに頼むのが良いのか、迷われている方も多いと思います。不動産売却が成功するかは、不動産会社選びで決まると言われているほど非常に重要なことです。

どこの不動産会社に依頼するかで、売却結果に大きな影響がでます。不動産会社選びさえ間違えなければ、不動産売却の50%は成功しているといっても過言ではありません。三井不動産や野村不動産などの誰もが聞いたことがあるような大手不動産会社が良いのか、地元密着の会社が良いのか、非常に迷ってしまうと思います。

不動産会社の良さは、「長年経営しているから」「地域密着で有名だから」といった理由だけでは、簡単に判断できません。今回は、不動産の売却を依頼する場合、大手と地元ならどちらが良いのか、それぞれの特徴をわかりやすく解説していきます。

安心して不動産売却を依頼できる、自分に合った会社を見極めるための具体的なポイントをご紹介するため、ぜひ参考にしてください。

目次

大手の不動産会社に売却依頼するメリット

大手の不動産会社に売却相談をする場合、次のようなメリットがあります。

大手の不動産会社に売却依頼するメリット
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安定した財務基盤から信頼感が高い

大手不動産会社には、長年にわたって安定した経営を続けてきた実績があります。そのため、財務基盤が安定しており、倒産するリスクがほとんどないため、売却後の手続きや複雑なトラブルにも対応してもらえる信頼感があります。

社員教育が徹底されている

大手不動産会社は、教育マニュアルや研修が整備されており、社員教育に力を入れています。そのため、不動産売却に関する知識やスキルが豊富な社員が多数在籍しており、安心して売却を任せることができます。

たとえば、物件の査定や売却価格の設定、広告宣伝、契約手続きなど、不動産売却に関するあらゆる業務をしっかりとした社員教育を受けたプロのスタッフがサポートしてくれます。

たくさんの顧客情報を有している

大手不動産会社は、全国に支店や営業拠点があり、豊富な顧客情報を保有しています。そのため、幅広い層の買主にアプローチできます。ただし、大手不動産会社は全体としての情報量は非常に多いですが、地域ごとでわけてみてみると、大手も地元もそれほど大きな差はありません。もちろん、大手しか保有していない情報もあれば、地元の不動産会社しか保有していない情報もあります。

大手の不動産会社に売却依頼する際の注意点

大手不動産会社に売却依頼する場合、次の点に注意しましょう。

大手の不動産会社に売却依頼する際の注意点
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両手仲介となる可能性が高い

大手不動産会社は、自社で保有している顧客情報の中から買主探しを行うため、両手仲介となる可能性が非常に高いです。両手仲介とは、売上を最大化するために売主と買主の両方から仲介手数料を受け取る仲介方法のことです。

両手仲介では、買主も不動産会社にとって自社のお客様となります。そのため、買主が不動産を少しでも安く買えるように不動産会社が売主に対して値下げを要求してきます。これは、買主にとっては非常にありがたい話ではありますが、売主にとっては少しでも高値で売りたいため注意が必要です。

そのため、大手不動産会社に売却依頼する場合は、両手仲介になる可能性を事前に確認しておくことが大切です。

ドライな対応をされる可能性がある

大手不動産会社は多くの案件数を抱えているため、手が回らない状態になっていると、条件の良い売主が優先されて他の売主はドライな対応をされる可能性があります。もし、売主として保有している不動産がすぐに売却可能な高額物件であれば、会社の売上成績に影響するため、非常に力を入れてくれるでしょう。

一方で、条件が良くなければ、営業時間外での対応が難しくなることがあったり、対応がドライに感じるかもしれません。

売主対応に多くの時間をかけられない

大手不動産会社は、社員一人が多くの顧客を抱えているため、売主対応に多くの時間をかけられない場合があります。そのため、こまめなコミュニケーションを期待している売主にとっては、社員の対応の仕方に不満を感じるかもしれません。

地元の不動産会社に売却依頼するメリット

地元の不動産会社に売却依頼をするメリットは、大きく分けて以下の3つです。

地元の不動産会社に売却依頼するメリット
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地域密着型で地元に詳しい

地元の不動産会社は、大手不動産会社と比べて限られた特定のエリアで長年営業しているため、その地域の不動産市場や特性に非常に詳しいです。学校区や買い物施設に詳しいので、買主に対して地域性を含めた不動産の魅力をアピールできます。

非常に丁寧な対応をしてくれる

地元の不動産会社は、大手不動産会社と比べて1度に扱える案件数が少ないため、売主と深い信頼関係を築くことを重視しています。そのため、社員の方とコミュニケーションが交わしやすく、非常に丁寧な対応をしてくれる傾向があります。

会社の休業日や営業時間外でも、売主の要望や相談にも親身になって快く対応してくれるケースも多いため、安心して売却を任せることができます。

片手仲介となる可能性が高い

地元の不動産会社では、売主だけをお客様とする片手仲介となる可能性が非常に高いです。片手仲介の場合、不動産会社が売主の利益の最大化に集中してくれるため、高値での売却を実現しやすくなります。

地元の不動産会社に売却依頼する際の注意点

地元の不動産会社に売却依頼をする際は、次の3つの点に注意しましょう。

地元の不動産会社に売却依頼する際の注意点
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得意分野が決まっている

地元の不動産会社は、それぞれの地域で得意分野を持ち、その分野に特化した営業アプローチを行っています。そのため、売却物件の種類や条件について、得意分野ではない不動産会社に依頼してしまうと、思うように売却が進まない可能性があります。

一方で、大手不動産会社は会社の規模が大きく、多様な人材を確保できます。得意分野が多く、不得意分野が少ないため、あらゆる物件に対応できます。地元の不動産会社は、限られた社員数で会社を運営しているため、大手不動産会社と比べてどうしても得意分野・不得意分野がでてきてしまいます。

たとえば、戸建の売却が得意な不動産会社にマンション売却を相談してしまうと、なかなか売れないといった事態になってしまいます。そのため、不動産会社を選ぶ際は、得意分野を事前に確認しておくことが大切です。

大手と比べて資金力がなく認知度が低い

地元の不動産会社は、大手不動産会社に比べて資金力がなく、広告宣伝費が限られてしまう傾向があります。また、大手と比べると会社の認知度も低いです。しかし、だからといって不動産が売れないわけではありません。

営業担当者のレベルに差がある

地元の不動産会社は、大手不動産会社に比べて、営業担当者のレベルに差があります。たとえば、地元の不動産会社でも経験10年以上のベテランの営業マンもいますし、宅建の資格も有していない経験不足の方もいます。

そのため、担当者によって当たりハズレが大きく、対応や売却までの期間に差が生じる可能性があります。

不動産の売却依頼をするならどっちがおすすめ?

大手不動産会社と地元の不動産会社のメリットや注意点について説明しましたが、どちらかが明らかに良いと決まっているわけではありません。そのため、不動産の売却を依頼するのなら会社の規模にこだわるのではなく、売却ノウハウがある会社に相談することをおすすめします。

不動産の売却依頼をするならどっちがおすすめ?
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売却ノウハウがあるかチェックしよう

不動産の売却ノウハウのある会社は、インスペクションをやっています。不動産のインスペクションとは、既存住宅の建物状況調査のことです。既存住宅状況調査技術者講習を受けた建築士が構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について調査を行います。インスペクションの目的は、次のとおりです。

  • 住宅の劣化や欠陥を把握し、修繕や補強の必要性を判断する
  • 住宅の売買価格を適正に評価する
  • 売却後の買主とのトラブルを未然に防ぐ

インスペクションでは、具体的に以下の項目について調査を行います。

  • 基礎
  • 外壁
  • 屋根
  • 軒裏
  • 雨樋
  • 外構
  • 玄関

インスペクションを行っている不動産会社では、建物の健康診断を行って建物の状態に関する診断書をつけて不動産を売り出すサービスを提供しているため、前向きに利用を検討していきましょう。

瑕疵保険がある

本来、不動産を売却した後に建物に不具合が見つかった場合、売主が弁償する必要があります。しかし、瑕疵保険を使えば、不具合における弁償をカバーできます。不動産の瑕疵保険とは、住宅の検査と保証がセットになった保険制度のことです。

瑕疵保険の対象となる住宅は、新築住宅や中古住宅、リフォーム住宅などです。保険期間は、新築住宅の場合は10年間、中古住宅の場合は2年間または5年間です。瑕疵保険の保証対象となる瑕疵は、以下のとおりです。

  • 構造耐力上主要な部分の瑕疵
  • 雨水の浸入を防止する部分の瑕疵
  • 給排水管路の瑕疵

瑕疵保険がついていれば、不動産売却後に瑕疵が見つかった場合でも、補修費用を負担する必要がないため、安心して手続きを進められます。

不動産会社に対してインスペクションや瑕疵保険についてお話した時に、すぐに理解が得られるような営業マンであれば、売却のノウハウがあると判断して良いでしょう。一方で、「高値で売るのですべて任せてください」としか言わないような方に、任せるのはおすすめできません。

しっかりと不動産を高値で売るための知識やノウハウをたくさん有している営業マンに依頼しましょう。

売却物件をレインズに登録するネットに強い会社に相談しよう

不動産を買いたい多くの人は、スマホで家探しを行っています。大手不動産会社でも地元でも、売るための宣伝はネット広告が中心です。そのため、不動産情報サービスに掲載すれば売却情報を日本中に届けることができます。

一方で、「自社のホームページに掲載します」というような不動産会社に売却依頼するのはおすすめできません。そのため、売却情報をレインズにしっかりと登録する会社に相談してください。

レインズとは、不動産流通標準情報システムの略称で、全国の不動産会社が共有する不動産情報ネットワークのことです。売却物件をレインズに登録することで、全国の不動産会社が物件情報を閲覧・検索できるようになり、あなたの不動産を売却するために動いてくれます。

売却情報をレインズに登録すれば、10万社以上の不動産会社にあなたの不動産情報がいきわたります。そうなれば、大手不動産会社と地元との差はほとんどなくなります。

そのため、不動産売却を相談するのなら、売却物件をレインズに登録するネットに強い会社に相談することをおすすめします。なお、ネットに強い会社に不動産の売却相談をすることで、次のメリットがあります。

  • 物件を売却できる可能性が高まる
  • 売却までの時間が短縮できる
  • より高い価格で売却できる可能性がある

もちろん、ネットに強い会社だからといって、必ずしも売却が成功するわけではありません。しかし、売却を成功させるためには、レインズのような不動産情報サイトで多くの人に物件を見てもらうことが重要です。そのため、ネットに強い会社に相談して、売却の可能性を高めましょう。

片手仲介でも積極的に売却してくれる会社を探そう

不動産売却を相談する際は、片手仲介でも売ってくれる会社を見つけましょう。片手仲介とは、不動産の売却を依頼した不動産会社が、売主と買主の双方を仲介するのではなく、売主の側にのみ立って仲介する取引方法のことです。そのため、片手仲介は売主の利益を最大化できるというメリットがあります。

一方で、不動産会社が売主と買主の双方を仲介する両手仲介による取引方法にこだわってしまうと、売れるまでに非常に時間を要したり、値下げを強要される可能性があるため注意が必要です。

そもそも、不動産会社がレインズを利用している場合は、片手仲介と判断して構わないので片手仲介でも積極的に買主探しをしてくれる会社に依頼しましょう。

【まとめ】不動産の売却依頼をするなら大手と地元どっちがおすすめか

今回は、不動産の売却依頼をするのなら大手不動産会社と地元ならどちらがおすすめなのか、メリットや注意点、具体的な選定ポイントについて解説しました。売却相談をする場合、大手・地元の両方にメリットや注意点があり、どちらかが圧倒的に優れているというわけではありません。

そのため、大手や地元などの会社の規模にこだわるのではなく、インスペクションや瑕疵保険などに理解のある売却に強い不動産会社を選びましょう。グーホームの一括査定を利用すれば、売却物件をレインズに登録してくれるネットでの広告宣伝に強い会社が見つかります。不動産の売却相談は無料ですので、ぜひオペレーターにお問い合わせください。

【まとめ】不動産の売却依頼をするなら大手と地元どっちがおすすめか

不動産売却のことでお悩みなら

この記事を書いた人

グーホーム編集部

グーホーム編集部

これからの不動産の価値を伝えるため、沖縄を駆け回るグーホーム編集部。
不動産の専門家や沖縄に精通する皆様に支えられ、執筆を楽しんで行っています。
不動産の資産価値を調べる際に参考にしてください!

株式会社プロトソリューション

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