有限会社マルトモ不動産 嘉味田 迅人（かみだ はやと）さん｜沖縄の不動産会社インタビュー

── 現在の営業で特に力を入れている点は。

広告と物件数には、特にこだわっています。
大阪で3年、東京で2年、いわゆる『武者修行』をしてきたのですが、大阪では「扱う商品が多ければ多いほど人が集まる」という反響営業が主流でした。
そういった方向性が弊社の現在のスタイルにも大きく影響しています。

また、扱う物件の付加価値を高めることを考えていくのも重要。
『悪い物件は無い』という考えのもと、どうしたら物件の価値を上げられるのかをお客さまと話し合っていくのも大切にしています。

── 物件数を増やすために注力していることは。

お客さまや友人からの紹介も多いのですが、お話をいただいたら、すぐに会いに行くのを心掛けています。
電話で済ませるのではなく「対面で会うこと」を重視していますね。
やはり、大事な話ほど電話やメールでは済ませられないです。
この考えも大阪での経験が生きていると思います。

── 大阪での経験が、今の営業スタイルに大きく影響している。

そうですね、大阪では「電話で済まそうとするな」と叱られました。
最初はその意味が分からなかったのですが、お客さまと会う回数を重ねることで距離が縮まっていくのを感じて、「ああ、こういうことなんだ」と。
手取り足取り教えてもらうことは、ほとんどありませんでしたが、実践を通して勉強をさせていただきました。

── いわゆる『叩き上げ』で成長したのですね。

最初はとてもしんどかったですけどね（笑）。
大阪に来て間もない頃は、イントネーションの違いで「何喋ってるか分からへんねん！」と言われることが多く、営業も上手くいきませんでした。
かといって相手に合わせて関西弁を話すというのも、最初は抵抗がありました。
しかしその抵抗感を破って関西弁を使ってみると『変わろうとしている努力』をお客さまが認めてくれて、それからは営業も好転しました。

── 大阪での経験が大きな成長に繋がったのですね！

── 現在3年目に入ったとの事ですが、今後の展望についてお聞かせください。

スタッフを増やして、ゆくゆくは店舗も増やせたら、と。
ここを『名護市内の物件に特化させ、もう一店舗を本部町に構えて…』というのも面白いですよね。
また、一時期設置していた雑貨販売のスペースを復活させたい！
スタッフとしても携わっている妻の趣味を生かせますし、お客さまとの新たな接点も作れると思います。

それと、観葉植物を使った庭づくりの提案やリフォーム・リノベーションの提案などもできたら！と。
店頭に飾っているのが『ドライガーデン』という、乾燥した環境に適応した植物で手間をかけずに育てられるのが特徴なので、これらを使った庭づくりや、店舗物件のリノベーションなども提案していけたらと思います。

── 店頭の植物も立派でとても印象的です。

来店したお客さまからもよく聞かれますね。
庭づくりやリフォームは、まだ構想段階でもありませんが、ドライガーデンに強い業者とのネットワークがあるので、色々と提案させていただくことも可能です。

── 夢が膨らみますね！今日はお忙しいところ、楽しいお話をありがとうございました！