LIXIL不動産ショップ Nice不動産 普久原 聖(ふくはら しょう)さん|沖縄の不動産会社インタビュー

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浦添市の不動産会社:LIXIL不動産ショップ Nice不動産 普久原 聖(ふくはら しょう)さんへのインタビュー 浦添市の不動産会社:LIXIL不動産ショップ Nice不動産 普久原 聖(ふくはら しょう)さんへのインタビュー

ガムシャラな『少年心』を胸にトップを目指して日々成長中!

LIXIL不動産ショップ Nice不動産
代表取締役
普久原 聖(ふくはら しょう)── 2023年07月号掲載

年内の2店舗目設立を目指し日々奮闘中。
ゆくゆくは『東京進出』という大きな目標を掲げている。

東京で不動産業デビューも『ほろ苦い』結末

ゆいレール浦添前田駅から徒歩5分。スタイリッシュな事務所内には広いキッズスペースも完備。
ゆいレール浦添前田駅から徒歩5分。スタイリッシュな事務所内には広いキッズスペースも完備。

── はじめに、御社の概要についてお聞かせください。

弊社は2021年12月に設立し、翌年4月からNice不動産として不動産業を開始しました。
スタッフは私を含めて7名で、営業エリアは本島全域です。
売買仲介がメインで、今後は買取の始動も視野に入れています。

── 御社の強みはどういったところですか。

「年中無休・24時まで内覧可能!」なのが強みです。
なるべくお客さまには、空いた時間で物件を見ていただきたいので融通の利きやすい時間まで対応可能としています。

── さて、御社の設立前は異業種にお勤めだったとか。不動産業をスタートするまでの経緯をお聞かせください。

10代の頃から「不動産業でトップになりたい」という夢を持っていましたが、それにはきっかけとなる出来事がありました。

18歳で東京に出ましたが、その時は遊び中心の上に友達の家に居候するような生活でした。ある時、『問い合わせに応じてお客さまを案内して…』というカッコいいセールスマンに憧れて、不動産会社へ面接を受けに行きました。
しかし当時は全く礼節も分からなくて、まるで面接にふさわしくない服装だったんです。
当然、面接中も社長直々に怒られますし、居候の話も印象が良くなくて、面接中はずっと説教でした。

「これは受からないだろうな」と思っていた矢先、次の日にその社長から電話で呼ばれまして…。飛んで行ってみたら、「遠い沖縄からカバン一つ、身一つで東京に来たその度胸を買う」と。

採用に加えて、住居や家財道具、スーツまで用意していただきました。
ところが、実際の仕事はノート・定規・ペンだけ渡されて、一日中電話営業をするというのが毎日続いて。
次第に「何をしているんだろうなぁ」と感じるようになって、1か月で辞めてしまいました。

── 理想と現実のギャップを感じてしまった、と。

結果的には1か月で厚意を裏切ってしまいました。
業務内容は合わなかったんですが、この会社にはすごく感謝していましたし、大きな迷惑をかけてしまった事に、引っかかる思いがありました。

── 後悔の念を抱いていた。

その後、沖縄の通信系の会社に営業職で勤めることになったのですが、この時に「いつか不動産業でトップに立って、もう一度社長に会いに行こう」と、夢を強く想うようになりました。

『有言実行』で念願の独立!

── 夢が明確になる一方で、通信系の会社はいかがでしたか。

初めは上手くいかなかったものの、慣れてくると収入も格段に良くなっていきました。同時にこの生活を手放す怖さも生まれましたが、それでは良くないと宅建の勉強を始めて。

人一倍負けず嫌いの性格で勉強に打ち込み、2年ほどで宅建の免許を取得できました。すると今度は、学生時代からの大先輩が経営している不動産会社に転職しないかと誘われたんです。

── 今度は良い流れが。

ただ、その時の恵まれた生活を手放すことへの怖さも強かった。
決めかねていたところで、先輩が「それなら週末だけでも構わない」と言ってくれました。
「それならば、ぜひ!」と、週末に現地案内など接客で先輩の会社を手伝うようになりました。

勉強することも多々ありましたが、何よりも「お客さまの方から訪ねてくる」というインバウンド型の営業スタイルが楽しかった。
加えて、この仕事なら年齢を重ねても続けられると感じ、不動産業への想いをより一層強くしていきました。

── 水が合ったのですね。

実は当時、その会社も先輩も不動産業は初めてという状態で。
家の売り方をスタッフの誰もわからないというところから、試行錯誤で会社のスタイルを作り上げていきました。
先輩からは、『悩みながらも諦めない気持ち』を強く学びましたね!

── それから独立までどのような経緯が?

そうですね、次第に独立を考えるようになった頃、今度はコロナウイルスの流行が出てきました。
それで一度は独立を躊躇しましたが、やっぱり夢が強くて、友人と会うたびに「独立したい」と話していたんです。
毎回そんな話をしていたら、ある友人から「身内だけじゃなくて、いろんな人に独立したいと話したら」と言われました。

── 周囲に伝えることで自身の気持ちを追い込む、と。

そうです。周りに話すことで、やらなければならないという状況を作っていきました。
この話を最初に友人から聞いたのが2021年の5月で、それから周りに独立したいと話していたら、12月には設立に至っていました(笑)。

── わずか7か月で!?早いですね!(笑)

何年も躊躇していた独立が、あっという間に動き出して現実になりました。
設立当初は、いろいろ考えすぎて体調を崩すこともありましたが、初めての成約が決まると溜まっていたストレスが一気に解消できました。

── 成功が何よりの良薬になったのですね。

座右の銘「少年心を忘れるな」の意味は…

── 接客や普段の行動で心掛けていることはありますか。

前職の時は営業スタッフの中でも最年少だったので、若さは強みになる一方で、弱みにも繋がるんだというコンプレックスがありました。
対応する社員が若いと、お客さまの不安も生まれがちになるのかな、と。

それを解決するため、言葉遣いや姿勢、服装など、周囲の人々を観察し、改善していきました。
そうすると一回り以上年上の先輩方を追い抜き、成績でトップになることができました。

── 年齢や経験の差を乗り越えた。

年齢差を追い抜けるぐらいのスピードで成長できたのは自信になりましたし、若さに対するコンプレックスは無くなりました。

今も10歳上、20歳上の方が相手でも勝てる自信がありますが、もしかすると10歳の子供に負ける可能性もあります。
なぜだと思いますか?

── 若い分の伸びしろでしょうか?

いいえ、子供って自分のやりたいことをガムシャラにやりますよね。
例えば、野球少年だったら朝も昼も夜も、ずっと野球のことを考え練習します。

なぜかというと、誰かと比べて劣等感を感じたり、失敗を怖がったりすることがないから、自分の夢だけをガムシャラに追いかけることができる。

かえって、大人になればなるほどブレーキが強くなり、アクセルを踏めなくなる。
ひいては自分自身の成長を、大人の心が止めてしまうんですよね。

── なるほど!

なので、私は『少年心を忘れるな』を座右の銘にして、どんなに大人になっても現状に満足せず、リミットを自分で決めないようにしています。
それで、もし将来の夢を達成したとしても、また次の夢が作れるだろうと。

古臭い感じの言葉にも聞こえますが、成長を止めなければどんどん上に行ける。
私自身はもちろん、スタッフの皆にもそういう人間になってほしいなと思います。

── 本日は貴重なお話、ありがとうございました!

LIXIL不動産ショップ Nice不動産

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所在地

沖縄県浦添市前田641-1

営業時間

09:00~18:00

定休日

年中無休
※事前予約で物件案内は24時まで可能です

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