「三方よし」がモットーの地元密着経営
おおともハウジング
代表与那城 茂智(よなしろ しげとも)── 2019年04月号掲載
娘さんは県外の大学に在学中、息子さんは今春高校卒業を機に就職することとなり、
「子育てもあと少し?今年は愛犬と遊ぶ時間がさらに増えそうだ」と一言(笑)。
那覇市内、真和志地域で密着営業。早期契約を念頭に!

── はじめに、御社の概要についてお聞かせください。
社員数は私を含めて3名で、賃貸管理をメインとしています。主な営業エリアは那覇市東部。真和志地区を中心に首里近辺までのエリアですね。オーナーさまや入居者さまからのご依頼があれば、売買仲介も対応しています。
── 御社の経営方針について教えてください。
社内で大きく掲げるといったことはしていませんが、常に意識しているのは「三方よし」ですね。オーナーさま、入居者さま、そして私共も含めて良い物件を早期契約していきたい。利益はもちろん重要ではありますが、良い物件・良いお客さまは他業者の繋がりも活用して早めに契約できるように心がけています。
── 真和志地区は居住区として長く続いている地域である一方、築年数の長い物件も多くあります。そういった物件についてのフォローなどもされているのですか。
内装については、家賃の設定から逆算した上でリフォームのご提案もさせていただいています。
── ちなみに御社の客層はどういった方々が多いのでしょうか。
ファミリー層が中心ですね。一時期に比べると学生のお客さまの割合は減ってきた印象があります。学生で言えば、金城ダム通りに芸大の首里崎山キャンパスができた影響もあり、芸大のお客さまが増えてきましたね。
せっかちな性格がトラブル回避の要因?
── では、御社の強みはなんですか。
紹介されたお客さま、リピーターのお客さまに多く来ていただいていることですね。大きい宣伝・広告を打たなくても長く続けていられるのは、お客さまのライフスタイルに変化が生じたタイミングで再び弊社を訪ねていただいたり、ご兄弟やご友人の紹介があったりということが多い。それに加えて私を含め、スタッフそれぞれが築いてきた人脈の繋がりも大きいですね。
── 特に移住者からすると、御社の地域密着の方針は心強く感じると思います。
確かに、それはあると思いますね。あと、退去精算金でトラブルになったケースが少ないんです。
── それは素晴らしいですね!
私は県宅建業協会の無料相談員も務めているのですが、そこで話を聞くとトラブルを未然に防げた内容が少なくないと感じています。なので、実際の退去に際しては原状回復への状況などについて、大家さんや退去者にしっかり報告して話を長引かせないようにしています。
トラブルなく退去できるとそれがお客さまにとっていいイメージになり、リピートに繋がっているという印象が強いですね。一度退去されたお客さまが数年後に戻ってきた時に、元々入居していた物件を再び選ばれるというケースもありました。先日もそういったことがあって、非常に嬉しく感じた瞬間ですね。
── 終わりこそが肝心!ということですね。
トラブルにならない原因の一つに私のせっかちな性格があるのかな(笑)。あまり良くない流れになりそうな時には「同じ量のパワーを使うなら、新規のお客さまを獲得する方に使いましょう」と。
トラブルに対してパワーを注ぐのはナンセンスだと思っていて、それよりも次の優良なお客さまを獲得することにパワーを使いたいと納得させていただくこともあります。さすがにすべてのトラブルを避けてきたとはいきませんが、できる限り新規お客さまを獲得していく方向にパワーを使っていきたいですね。
── 与那城代表の豊富な経験があってこそできる提案だなと感じました!
不動産以外の流行にも着目!

── 開業から16年、当時と比べて変化を感じる部分はありますか。
ネットで物件や弊社を紹介できるようになったことは大きいですね。ホームページ開設は決して早い方ではありませんでしたが、弊社の情報をオープンにしてきたことがリピーター獲得にも繋がっています。
また、開業当時の不動産業界では他社との競争に勝つために“抜き行為”や“囲い込み”も頻繁に行われていました。弊社は開業以来、“抜き”や“囲い込み”をせずに情報をオープンにやっていたので、ようやく時代が追いついてきたかなと私自身の中では思っています(笑)。
── 「物件情報がオープン」と言えば、御社は県流通機構が認定する“優良会員”の一期生ですね。
会社の利益や他社との競争は考えないといけないところですが、お客さま(売主・買主・家主・借主)のことを考えると当然のこと。なので、複数のお客さまが重なった場合は一つ一つ検証して、「会社の立場で考えてしまっていないか?」と立ち返るように心がけています。
こういった考えを持つきっかけとなる経験をさせていただき、更には独立まで認めてくださった前職の社長はすごく尊敬しています。
── 独立前の経験も現在の基盤となっているのですね。
話を戻すと、最近は外国人や高齢者の入居に関する問題もあります。会社の利益を最優先するのであれば「どんどん案内して」となりますが、クリアしなければいけない課題も多い。私が協会の理事を務めている関係もあり、そのネットワークはふんだんに活用させてもらってます(笑)。
── ところで入口横に駐輪スペースがありましたが……?
沖縄ヤマハさんが展開しているハローシェアサイクルですね。那覇市内に14~15箇所ぐらい、このような形のステーションが設置されているそうです。電動アシスト自転車で、1日中借りても1000円!私がバイク好きなこともあり興味を持ち、昨年9月から設置してます。那覇市内のちょっとした移動には電動自転車はちょうど良いと思いますし、利用者も徐々に増えてます。ゆくゆくは弊社で管理しているアパートに設置する事も考えてます。これからの時代、カーシェアリングも含めて不動産以外の流行にも目を向けていきたいですね。
おおともハウジング
- 所在地
沖縄県那覇市寄宮3-18-1
- 営業時間
09:00~19:00
- 定休日
日曜日・祝日・年末年始・GW
「誰もがあたり前に家を買える社会」目指して。グループ力で一括対応
飯田ホームトレードセンター株式会社 沖縄営業所
沖 卓憲さん
飯田ホームトレードセンター(株)沖縄営業所
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