株式会社ラビタル 下地 忠治(しもじ ただはる)さん|沖縄の不動産会社インタビュー

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宜野湾市の不動産会社:株式会社ラビタル 下地 忠治(しもじ ただはる)さんへのインタビュー 宜野湾市の不動産会社:株式会社ラビタル 下地 忠治(しもじ ただはる)さんへのインタビュー

他業種とも協力体制を築き、よりよいサービスを実現!

株式会社ラビタル
代表取締役
下地 忠治(しもじ ただはる)── 2023年05月号掲載

40歳の節目を迎えるにあたり、独立にトライ。
根本にあるのは「ゆいまーる精神」と宮古島の「アララガマ精神」のミックスだ。

会社名の由来は『ウサギとカメ』

佐喜眞美術館から車で1分。爽やかなスカイブルーの看板が目印だ。
佐喜眞美術館から車で1分。爽やかなスカイブルーの看板が目印だ。

── はじめに、御社の概要についてお聞かせください。

現在3名体制ですが、近々1人増員を予定しています。
業務は不動産売買・仲介が専門で、本島中南部を主な営業エリアとしていますが、お客さまからご要望をいただきましたら、北部も承っております。

── 下地代表は宮古島のご出身と伺いましたが、そちらの物件の取り扱いもあるのでしょうか?

そうですね、お客さまから物件の紹介があったり、ご相談があった場合のために現地との連絡体制は整えています。

── ところで社名の「ラビタル」はどのような由来が?

「ラビット(ウサギ)」と「タートル(カメ)」を組み合わせた名前ですね。

ウサギとカメのどちらにも得意・不得意があるように、ひと口に「仲介」といっても、店によってマンションが得意だったり、戸建てが得意だったりという特徴があります。
そういった良い面をお互いに伸ばし合いつつ、苦手なものは互いに助け合っていけたらという想いを込めています。

社内はもちろん、社外でも同業種・他業種を問わず互いの得意分野を活かして協力していこう、と。

仲介についても、同業のネットワークなどから「預かった物件があるので紹介してほしい」と話をいただいたらすぐ応じますし、こちらからも積極的に依頼しています。
自社の利益ばかりを追い求めるのではなく、業者同士で協力し合うことで結果的に売主さまや買主さまのためにもなるというのが私自身の考え。

「小さいことからコツコツと、スピーディに」をスローガンに、できることから進めていけたらと思います。

── スローガンも「ウサギとカメ」をモチーフにしている。

カメだけだと、マジメにコツコツやるけどスピードが足りない。そこにウサギの素早さをプラスすれば「いい仕事ができるよね」という考えですね。

「普通」と言わない意識。その意味とは…

── 助け合いの精神はどのようにして磨かれたのですか。

元々不器用で人との会話もあまり得意な方ではなかったんです。
それなら「敢えて仕事にしたら伸ばせるのではないか」というのが営業職を始めたきっかけでした。

新人の時に、お世話になった業者にいろいろと教えてもらいながら仕事を進めることができて、いい流れだなと思って。
また、前職の社長から「分からなかったら、分かる人に聞いた方が早いだろ」と教わって、「それはそうだな」と(笑)。
一人で長時間悩むよりも、分かる人に聞いた方が早く解決できるし、その分、別の事に時間を当てることもできますよね。
独立するときにも、こういう関係性を築けるようになれたらと思い、今に至ります。

── ちなみに下地代表は元から不動産業の志望だったのですか?

いえ、大学卒業後はいろいろな職業を経て、白アリ防除の会社に4年ほど勤めました。その時は、床下に入って実際に施工作業もしていましたね。
その後も「家」繋がりで外壁関係の営業やシステムキッチンの取付補助などを経験して、不動産業に入ってからは現在で12年目ですね。
新人の時はお客さまに聞かれたら答えるくらいで、全く話せませんでした(笑)。

── これまでの経験で現在に影響を与えていることなどはありますか。

物事にはメリットとデメリットの両方があるという視点の持ち方ですね。
例えば、行き止まりに戸建てがある場合、「通り抜けができないので不便」という見方もあれば、「車を飛ばしてくるような場所ではないので安全」という見方もできます。
一人ひとりでメリット・デメリットは変わってくるので、固定観念を極力持たないように意識していますね。

── 同じ物事でも視点次第で価値が変わると。

加えて、最近意識しているのは「普通、こうだよね」みたいな「普通」という言葉を使わないようにしています。

「普通」という言葉ほど人によって意味が変わるし、話もズレてきます。
仕事だと特に、一人ひとりやり方や基準があるので、こちらが「普通」と言っても相手は「いや、それは普通じゃない」と感じますよね。
なので「私はこう思うけど、あなたはどうですか」と話す方が、相手も嫌な気分にならないのではと思います。

── とても勉強になります!

次展開へのチャンスに向け、まずは基盤固め!

── では、下地代表のことについて教えてください。趣味などはございますか。

そうですね…格闘技や学生の頃にやっていたバレーボールを観戦することもありますが、それよりも体を動かすことの方が好きですね。近々、スタッフの主導でバドミントンを月イチで始める予定です。
あと、読書もあまり得意ではないですが、最近はYouTubeでいろいろなチャンネルがあるので、そこで勉強させてもらっています。

── 動画はどういったジャンルを?

経営者の方のものや、資格系ですね。
手軽に観られるので、少しずつ学んでいるところです。

── 最後に、今後の展望についてお聞かせください。

弊社がまだオープンして4か月ほどなので、まずは仲介で基盤を作ること。
そのうえで、仲介の波をカバーできるような業務を作っていけたらと思います。

ゆくゆくは不動産買取なども展開していきたいですね。
この他にもやりたいと考えているアイデアはありますが、今は会社としての実績が足りないので、実現できるタイミングを待っているところです。
もしかしたら他の会社が先にやっちゃう可能性もありますけどね(笑)。

── 今回は貴重なお話、ありがとうございました!

株式会社ラビタル

株式会社ラビタル

所在地

沖縄県宜野湾市上原1-23-11

営業時間

09:30~18:30

定休日

毎週水曜日・祝日・お盆・年末年始

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