株式会社サキコーポレーション 三田 茂人(みた しげと)さん|沖縄の不動産会社インタビュー

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お客さまの夢の実現に向けて活動!沖縄市で新たなスタート

株式会社サキコーポレーション
代表取締役
三田 茂人(みた しげと)── 2024年02月号掲載

40代で不動産業に転身したという異色の経歴を持つ。
仕事のモットーは『お客さまのパートナーになる』こと。

経営理念を柱に職場環境の整備にまい進!

新しい事務所はエメラルドの壁面が鮮やか。マスコットキャラクターの『サッキー』が目印。
新しい事務所はエメラルドの壁面が鮮やか。マスコットキャラクターの『サッキー』が目印。

── 2023年4月に饒波実会長より社長職を引き継ぎましたが、今のお気持ちは?

創業者である饒波会長のお客さまに対する情熱を、私たちがどのように受け継いでいくか。
私たちなりの方法で受け継ぐことができたら、弊社がより強い会社になれるのではと感じています。

まずは社員の働きやすい環境、のびのびと力を発揮できる場を作ること。弊社の基盤である経営理念をより一層社内に浸透させ、実践していくことを重視していきたい。
経営理念で会社を引っ張り、私自身はバックアップに努めるという体制を築いていきたいですね。

── 経営理念には「お客さまの夢実現のために努力し貢献する」「物心両面でやりがいや誇り、幸福を感じる企業にする」「常に自己啓発に努める」という考えが述べられています。

「お客さまの夢のために貢献する」という点は特に追求していきたい。
今期は「お客さまから選ばれる会社になる」という方針を掲げ、常に自問しながら業務改善に向けて行動しているところです。

以前聞いた講話に「社長というのは、ただのポジションで一番えらいのは経営理念だ」という言葉がありました。理念を明確な指針・判断基準とすることで社員一人一人の行動も、筋の通ったものとして強い説得力を持つのではないかと思います。

── 20年目の今年、10月に北谷町から沖縄市へ事務所を移転されたということですが、その経緯は?

2023年から「保険事業課」を新たに設けたことで、社員のボリュームが増えたことが一番のきっかけです。

従来の賃貸課・売買課、そしてハウジング課と合わせて社員の人数が21人と大所帯になりました。
以前の事務所では、いよいよ手狭になってきたということもあり移転しました。

働きやすい環境を作るためDX化にチャレンジ

── 御社には育休中のスタッフもいらっしゃるとか。そのバックアップ体制はどのように?

スタッフのみんなが働きやすい環境を作りたいというなか「産休・育休のスタッフを待っていられる環境を作りたい」という考えで社内の意見が一致しました。

そのぶん業務負担が増えるのは避けられませんが、それも快く承知してもらえたので休暇を取りやすい環境を整えていけたらと、その一環として業務のDX化も並行して進めており、RPA(事業プロセス自動化技術の一つ)のスキルを持つ社員を中心に実験的に行っているところです。

── 外注という手段もあるなかでなぜ自社で?

外注した方が早いかもしれないという考えもありますが『技術的な課題が生じたときに社内の人間が判断できないと苦しい』であれば、まずは社内でチャレンジしてみて自分たちで実証していくことが必要なのかなと。
そうしてある程度業務を圧縮できれば、人員を増やさずに生産性を上げられるのではないかと考えています。

ただし『業務効率化に注力しすぎてお客さまのことが疎かにならないように』という点は注意しています。
お客さまが不便を感じずにサービスを利用でき、社員もストレスを感じずに処理できるようにするのが理想ですね。現段階ではまだまだ課題が多いので、一つずつ解決していくというところです。

── 社員の皆さんでDX化を進めるというのがとてもチャレンジングだと感じました。

AIが導入されることで仕事がなくなると感じている人もまだ少なくありません。
自動化・効率化できる作業を社員が抱えたままにしているうちに、競合他社がAIを導入していったらどれだけ後追いしてもとても太刀打ちできず、本当に仕事がなくなる状態になってしまう。
なので、今のうちでDX化を進め、空いた手間をどう使うか考える時間に充てられたらと考えています。

── いずれはITに強い人材も集めていく?

そういう時代もいずれ来ると考えていますが、そういった若い人材を受け入れていくためにもその土台を作る必要があります。将来に向けて、今のうちにイメージできるようにしたいですね。

饒波会長も社長時代にドローンなど最新の技術を積極的に取り入れており、それが現在のサービスや強みに繋がっています。私も先の時代を見ながら、会社の発展に繋がるものを積極的に取り入っていけたらと考えています。

── では、今後の展望についてお聞かせください。

そうですね、やはり『地域から頼られる会社になりたい』なと。
不動産がかかわる家庭の問題は案外多く、ご家族内で悩んでいるうちに選択肢が狭まり、良い解決策をとれなくなるというケースもよく耳にします。

不動産の専門家として選択肢が多いうちに、お客さまの手助けができたらと思っています。
沖縄市は私自身が育ってきた地域なので、地域の皆さんが頼りにできる存在になれたら幸せだと思います。

タイに行くほどハマった趣味とは?

── 社長に就任されて多忙な日々を過ごされているかと思いますが、普段の趣味などは?

もともとはサッカーをやっていて、大学・社会人とチームに所属していました。あとは車と観葉植物ですね。
結構マニアックなコレクター性のあるものにハマっていました。量販店では飽きてしまって、輸出元であるタイへ行って現地調達したこともありましたね(笑)。

── 現地まで行かれたんですね!

ただ、実を言うと私自身が不動産業に身を置いたのが9年ほど前で、その間は業務に集中していたので収集からもしばらく離れていました。
最近になってまた触れられるようになったというところですね。

── 今回は貴重なお話を聞くことができました。本日はお忙しい中、ありがとうございました!

株式会社サキコーポレーション

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所在地

沖縄県沖縄市山内3-23-10 Deer House

営業時間

09:00~17:00

定休日

日・祝日

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