有限会社たけちゃんほーむ 武島 多加雄（たけしま たかお）さん｜沖縄の不動産会社インタビュー

継続を力に変えて　お客さまを全力サポート

有限会社たけちゃんほーむ 代表取締役武島 多加雄（たけしま たかお）── 2015年06月号掲載

週一回、アームレスリングの道場も開いている肉体派。
オフィス内に並ぶトロフィーは継続の賜物だ。

20年後も使われる付加価値で差別化図る

── まずは御社の仕事内容についてお聞かせください。

賃貸物件の管理を中心に、売買、マンションの企画開発など不動産業全般を行なっています。

── 主な営業エリアを教えてください。

那覇市小禄を中心に、浦添市も含めた南部一帯ですね。

── 現在の沖縄の不動産取引について、どのように捉えていますか。

近年同業者が増えていて、競争率が高まっています。そういった中で顧客満足を高めるために、より迅速に動き、そしてお客さまの立場となって一緒にお部屋探しをしていくことが大事だと感じています。

── マンションの企画開発も手掛けているとのことですが、具体的にはどのような内容なのでしょうか。

これまでマンションといえば建築業者主動で開発されてきましたが、現代の借り手のニーズに合った内容を企画し、運営していくというものです。
お客さまからの問合せが多い収納スペースの確保はもちろん、使いやすい間取りやキッチンスペースなど、10年後、20年後も変わらず使われ続けていく付加価値をどう付けていくかが大きなポイントですね。外観でも差別化を図る目的で、最近注目度が高まっている花ブロックも取り入れています。

── 借り手のニーズを追求した住まい作りというわけですね。

「継続は力なり」で顧客の信頼を獲得

── 御社の経営方針についてお聞かせください。

お客さまの立場になるというのは当然ですが、「継続は力なり」を我が社のスローガンとしています。
入退居の際には、何かとトラブルが付き物。ひとつのトラブルやクレームは、また新たなクレームを生むきっかけになります。それを防ぐために、例えば私たち従業員が物件の清掃管理を行なうことで周辺のパトロールにもなり、トラブル防止に繋げています。

── 清掃管理も従業員の皆さんで行なうのですか。

はい。お客さまの信用を得るのはとても時間がかかりますが、満足度を高めるためには当たり前の事を当たり前にコツコツと続けていくことが大事なんです。
今の会社名は15年前の創業以来変わっていないのですが、当時は「○○不動産」のような硬い感じの社名が多く、ひらがなの名前は珍しがられました。それでも、不動産屋にあった近寄りがたいイメージを変えたいという一心で名前を変えず営業を続けてきた結果、今では近所の子供達にも親しみを持たれるまでになりました。

── 社長の信念が伝わるエピソードです。継続といえば、スタッフブログも毎日更新されていますね。

元々は自分の趣味で始めましたが、言葉を磨くトレーニングにもなるだろうということで、スタッフにも書かせています。私達スタッフの人柄がブログを通して伝わることでも効果的ですね。

── スタッフの方々もパワフルで明るいイメージがありますが、何か社長からメッセージを送られているのですか。

若いスタッフの中にはゼロからのスタートで入ってきた者もいますが、彼らをいかに喜ばせるかというのを念頭に置いています。仕事をする場ではあるけれど、笑いのある楽しい会社が理想。楽しく仕事をして、将来彼らの子供が「この会社に入りたい」と我が社に入ってくれたら嬉しいですね。

健康が基本。体も心も鍛える

── 武島社長の趣味についてお伺いしたいのですが、社長といえばパワーリフティングが有名ですね。

元々体を鍛えるのが好きで始めたもので、2010年には全国大会で優勝しました。それからアームレスリングも始め、昨年にはボディビルにも挑戦して120kgあった体重を80kg台に落としました。仕事をする上でも健康が基本。体も心も鍛えられて、いい自己管理に繋がっていますよ。

── すごくアクティブでパワフルですね。最近新たに始めたスポーツはありますか。

最近は社員達と毎週ゴルフに行っていますが、難しいですね。コツコツ続けて、楽しんでやれたらいいですね。