なぜ今、リノベーションなのか|沖縄リライフ

なぜ今、リノベーションなのか

2019.11.25

沖縄リライフ なぜ今、リノベーションなのか

近年沖縄でもリノベーションという言葉を見たり聞いたりする方も多いのではないでしょうか。

既存住宅を購入してリノベーション、新築をリノベーション、倉庫・店舗から住宅にリノベーションなどなど、種類・手法は様々ですが、なぜ今リノベーションなのでしょうか。

目次

住まいに対する考え方を
「住む」から「楽しむ」へ変化

DIYで小物収納を作る、壁を好きな色に変えるなど住まいを自分なりに、暮らしをカスタマイズするというワクワクが増えてきています。

また、SNSの普及により多くの情報を目にする日常において、国内外のお洒落な住宅や店舗の事例を見て「こんな暮らしがしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

最近工事の相談に来られるお客さまの中には、実家をリノベーションしたいとの内容が多いように思われます。高齢になった親と同居するため二世帯に変えるなど、工事の内容は様々です。

既存住宅を全面改修となると、建物を解体して新築に建て替えた金額より工事費が膨らむ場合もあります。

しかし建物そのものに家族の思い出が詰まっているので、建物は残して間取りを自分たちの生活スタイルに変更したい、落書きのある壁や成長が刻まれた木の柱などは残しつつ、寝室や子供部屋を小さくしリビング・ダイニングを大きくオープンな空間に変更していく、 これまでこの家が見てきたであろう暮らしの物語を読み取り、次の世代への新しい物語を紡いでいく、そんな「住まい」に向き合うのもリノベーションなのだと思います。

増えつつある中古住宅のリノベーション

住宅の購入を検討する際、皆さんはどのような基準で探しているでしょうか。

予算、住みたい地域、立地、広さ、自由設計の新築、新築建売、中古の戸建て・マンション、様々な条件があります。

その中でも近年、少しずつではありますが中古の戸建て・マンションを購入してリノベーションする方が増えてきています。

中古の物件を購入して生活空間に費用をかける、そこには自分たちらしさ、こだわりをもつという考え方の変化があるのだと思います。

古いものは汚いなどのイメージではなく、ビンテージという価値を示す言葉に変換することで、古いものはカッコイイ・お洒落といった概念となり、これまでとは違った新しい住宅の購入の方法になってきているのかもしれません。

リノベーションでまちづくり

リノベーションには住宅以外にも地域活性やまちづくりといった個々ではなく、街全体を考えるといった一面もあります。

高齢化や人口減少により、人通りの少なくなった商店街や地域の空き店舗を店舗のオーナーや、近隣住民など巻き込んでチームにし、期間限定ショップやイベント情報を発信するなど、人が集まりアイデアが生まれ人と人の交流の中からまたアイデアが出てその地域「らしさを」発見していく。

そんなワクワクしている大人を見ている子供たちはきっと自分の町に誇りを持ち次の世代に繋げていく。リノベーションにはまちづくり、人づくりといった「ヒト・モノ」を育てていく面もあるのです。

リフォームとリノベーション、何が違うの?

実はリフォームとリノベーションの明確な違いを示す定義はないと言われています。

建築業界では小規模な改装工事をリフォーム、大規模な改装工事をリノベーションと呼ぶ傾向があり、その他にも建築用途が変わるコンバージョン(例えば倉庫から住宅へ、住宅からカフェなど)と呼ぶのもありますが、ここではよく使われている工事の規模として説明していきます

小規模、大規模といってもよくわかりづらいかもしれないので、少しかみ砕いて説明すると、

古くなってしまったモノ、壊れてしまったモノを...
  • "元にもどす"のが【リフォーム】
  • "造り変える"のが【リノベーション】

その他、各項目でもリフォームとリノベーションの違いがあります。

工事の規模

リフォーム

キッチンの入れ替え、トイレの補修工事、壁紙の張替え工事など、本来の性能を取り戻すための小規模な工事。

(例:アパート退去での現状回復工事等が該当します。住宅設備の向上は含みません。)

リノベーション

各設備機器や仕上げの補修工事はもちろん、ライフスタイルの変化やより付加価値を高めるために行う間取りの変更・デザインの変更等の大規模な工事。

例:親世帯から子世帯へなど住む人が違う世帯への変化に伴う家族環境が変わり、その生活機能へ合わせていく工事などが該当。元々の機能性を向上させることも含みます。

建物の性能

リフォーム

新築当時の建物の性能を目指す。

リノベーション

新築以上の建物の性能(別の付加価値)を目指す。

リフォームとリノベーションの
メリット・デメリット

リフォームとリノベーション、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

リフォームのメリット

工事費が抑えられる

大規模工事を行わないので、建替えやリノベーションと比べて工事費を抑えることが可能です。また、予算に応じて必要な箇所のみ工事を選択することができます。

工期が短い

工事箇所にもよりますが、小規模工事な分、工事期間も短縮できます。

リフォームのデメリット

住宅の性能は現状維持

リフォームは、あくまでも新築当初に近づけるような改善工事なので、新築時の住宅性能を超えることはありません。

コストパフォーマンスがよくない事もある

細かい工事を重ねてしまうと、大規模な工事を一気に行う建替えやリノベーションと比べると、コストパフォーマンスが悪くなってしまう場合があります。

あまりにもリフォーム箇所が多い場合は、建替えやリノベーションを選択したほうがいいかもしれません。

リノベーションのメリット

自由な間取り変更・デザインが可能

既存躯体の制約はあるものの、ある程度の自由がきくリノベーション。デザインに凄くこだわりがある方、生活スタイルの変化により、間取りを大きく変えたい方は、リノベーションがおすすめです。

物件の選択肢が増える

新築住宅を検討する場合、困難な状況に陥りやすいのが土地探し。リノベーションまで視野を広げることで、住まいの選択肢が増えます。

新築時よりもコストを抑えることが可能

既存躯体を活かしながら、大規模工事を行っていくので、新築住宅を建てるよりも費用を抑えることが可能です。

永く住むことで歴史や環境に配慮した建物に

古い建物に付加価値を与えるリノベーション。昔ながらの空間の味わいや良さを残したり出来るので、歴史を継承する事も可能です。

このように、既存の設備を活かすことで環境に配慮した建物となります。

リノベーションのデメリット

築年数によってはこまめなメンテナンスが必要

建物の性能はあがっても、築年数はそのまま重ねることになります。その分、こまめなメンテナンスが費用になってきます。

住むまでに時間がかかる

大規模な工事な分、工事期間もかかるリノベーション。また、デザインや間取りも新しく決めていくので、建築士との打ち合わせも新築時同等の期間が必要となります。

想定した工事費を超えてしまう場合がある

”既存躯体を活かす”ことを大前提としたリノベーション。解体を進めるにあたり、躯体の爆裂や新たな水漏れなどが発覚することも少なくありません。その分の補修工事もあわせて行っていくので、当初予定していた工事金額を超えてしまう場合があります。

この記事を書いた人

桃原 聖二(とうばる しょうじ)

桃原 聖二(とうばる しょうじ)

株式会社プラスone 取締役部長
お住いのどんな小さな相談でも全力で向き合っていき、じっくりプランを練り一人一人に合わせた提案をしていきます。

株式会社プラスone

株式会社プラスone リノベーション協議会

物件の資金計画から購入・リノベーション提案・インテリアまでワンストップで提案することをメインに中古物件の仲介・売買も行う中古物件+リノベーションの会社です。

沖縄デザインリフォーム・リノベーションを手掛けるリノベ不動産・プラスone!リノベ不動産は、中古購入+リノベーションという新しい住まいさがしの形を提案する不動産と建築のスペシャリスト集団です。住宅取得の新たなスタンダードになる為に挑戦し続けます。

※株式会社プラスoneはリノベーション協議会の会員です。

豊見山 智(とみやま さと)

豊見山 智(とみやま さとる)

誕生日が3月3日のひな祭りです。1977年生まれ。宜野湾市出身。2008年にLSDdesign株式会社に参加。

LSDdesign株式会社

LSDdesign株式会社 リノベーション協議会

LSDdesignは、建築・商業施設・リノベーションに始まり、プロダクトやグラフィックまで多岐にわたるジャンルを通して、“モノヅクリ”へと関わってきました。常に新しいことにチャレンジし、イノベーションし続けるクリエイティブな集団としてデザインと向き合いながら成長したいと思います。

※LSDdesign株式会社はリノベーション協議会の会員です。