リノベーションは、こんな方たちに選ばれています
2020.05
中古物件は手入れ次第で長く住み続けることができますが、「中古物件」と一括りにいっても、リノベーションの対象はさまざま。もちろんマンション、戸建て、ビルなど、建物種別は問いません。また、建物の構造についても、鉄筋コンクリート造(RC造)、木造でもリノベーションが可能です。
ここ沖縄でご相談いただく割合としては戸建てが6割、マンションが4割程度。
戸建ての中では、木造よりも鉄筋コンクリート造のご相談が多いです。本土とは異なる風土やアメリカ文化の影響などにより、沖縄には独特の建築文化が根付いており、コンクリート造の建物が多いためだと考えられます。
では、実際にご相談にこられる方の代表的な内容の一部をご紹介します。 あなたの置かれている状況に当てはまるものがあれば、是非お役立てくださいませ。
目次
譲り受けた住まいを二世帯住宅としてリノベーションしたい
沖縄では元来、親や親戚から住まいを譲り受けたというお客さまが多いです。ひとつの住まいを代々受け継ぎ、リノベーションしながら長く暮らし続けるというのは、親族の繋がりが強い沖縄らしい暮らし方ですね。
小さな頃から慣れ親しんだ家をリノベーションすることで、親世代の「次の世代にもこの家を活用してほしい」という気持ちと、子世代の「家族との思い出は大切にしながら、いまの暮らしに合った家にしたい」という気持ちを繋げることができます。
また、「親世代と子世代が二世帯住宅として住むことを想定して、リノベーションしたい」というご希望も非常に多いです。沖縄の住宅街でよく見かける「角出し住宅(注)」にもその想いが表れています。
このケースでは、新たに住宅を取得する必要がないので、その分の費用を工事にあてることも可能です。
そして、間取りの見直し、設備配管の取り換え、電気や給排水の補修、構造補強、塩害対策(外壁塗装)などを行うことで新築と同等の性能面をもつ住まいをつくることができます。
親世代が大切にしてきた住まいに、これからも「長く」「安心して」住み続けるための工事も、リノベーションで叶えることができます。
(注)角出し住宅:上階部分への増築時に備えて柱を継ぎ足す部分を予め設けて建てたと考えられる住宅。
子供が独立したので住みやすくしたい
子供が成人して家を出て行くタイミングで、夫婦で住みやすい形にリノベーションしたい、というご相談をいただく機会も多いです。進学や就職で県外に子供が出て行ったときに、余っている部屋をどう活用するか、というのは、多くの親御さんが考えることですよね?
そんなときには、間取りをふたり暮らし用に変えることで居住空間を広げることも可能です。
また、余った空間を有効活用するために、1階には自分たちが住み、2階は賃貸として貸し出すことを想定したリノベーションを選ぶ方もいらっしゃいます。
これで、子供が将来的にUターンで戻ってきた場合に二世帯住宅として使うことも可能になります。また、この機に思い切って不要な部分を減築することも考えられます。
土地への愛着が強い沖縄には、住まいを手放すのではなく、そこに住む家族の変化にあわせて柔軟に対応し、引き継いでいくという考え方が合っているのではないでしょうか。
中古物件を購入してリノベーションしたい
新たに中古物件を購入して、自分好みにリノベーションをしたいというお客さまもいます。
「新築物件には、ときめかない」「レトロな既存建物に魅力を感じる」「好きなものに囲まれた暮らしがしたい」など理由はさまざま。
いくら古くても手に入れたいと感じる価値ある物件が、沖縄にはたくさん眠っています。
趣のあるヴィンテージマンションや、花ブロックを使った鉄筋コンクリートの戸建、米軍用に開発された外人住宅などもその代表例。
今では見かけることも少なくなっていますが、沖縄らしい赤瓦屋根の古民家も人気です。
また、中古物件の購入は新築に比べて、資産価値が大きく下がらないことや、エリアによっては新築や土地がなかなか売りに出ないような好立地の物件も選べるというメリットもあります。
そして何より、古くなった建物に新たな命を吹き込む「リノベーション」。
既存の建物を再生することで「新しさと古さが混じり合う、新築とも中古ともまったく違う唯一無二の空間ができあがる」ことに魅力を感じる方もおられます。
今では、古着やアンティーク家具、年代物の車、懐かしい音楽さえも新しいと感じ、新旧が混在した空間に違和感を持たない方が増えているからかもしれません。
最後に
具体的な物件の有無に関わらず、「リノベーションでどんなことができるの?」「相場はどの程度?」「どんな流れで進んでいくの?」などライトなご質問もぜひリノベーション会社へ気軽にぶつけてみてください。
リノベーションを考え始めたばかりのみなさまが、初めの一歩を踏み出すお手伝いをいたします。