新築とはここが違う!中古住宅の特徴
2020.09
中古住宅だからこそ事前に確認。あなたにとって譲れないポイントを整理しよう。
ここ最近、あらたに住まいを手に入れるにあたって「中古住宅×リノベーション」が選択肢のひとつに入ることも増えてきました。しかし、「新築住宅」にすべきか悩む方はやはり少なくありません。
そこで今回は、中古住宅の特徴を新築住宅と比較してみました。
目次
自分の目で見て、確かめて購入できる
住宅は実物を見てから購入したいもの。それができるのが中古住宅です。
服でも車でも試着、試乗してから購入できますが、新築住宅の場合は「モデルルーム」と呼ばれる、実際に購入する物件が建築される場所とは異なる立地に用意された仮設の建物を見て購入を決めることが多くあります。
しかしながら、モデルルームでは設備や仕上げが分かる程度で、実際に自分が購入する部屋の間取りではありませんし、眺望や風通しなども確認することができません。
一方で中古住宅の場合は、現地に出向くことで建物の外観・採光・風通し・眺望などを確認し、実際にその空間を肌で感じることができます。また、周辺環境や建物の管理状況、隣人の人となりなども確認できるので、そこに暮らす自分の姿を具体的にイメージでき、納得してから購入を決断できるという安心感があります。
好条件の中古物件を買い逃さないように。購入は早い者勝ち
中古物件は同じものは一つとない一点もの。
大きな買い物であるにも関わらず、新築のようにゆっくりと悩んでいては、なかなか購入できません。
内装の傷み具合に躊躇したり、もう少し他の物件も見てみようと他に気を取られている間に別の人に購入されてしまい、買い時を逃すことも多々あります。そんな悲しい瞬間に二度三度と立ち会ってきました。
買い逃した物件が良いものであればあるほどそれ以上の物件を追い求めてしまうため、購入の時期はどんどん遠のきます。
そのようなことにならないよう、傷んでしまった設備や内装にだけ注意するのではなく、まずはその立地や眺望、風通しや採光など、リノベーションでは変えられない項目に着目して自らの優先順位を決めてください。
選ぶ基準がぶれなければ、早期の決断ができて買い逃すこともありません。
中古物件を資産として活用
新築物件は中古に比べて資産価値が高いと思われがちですが、案外そうでもありません。
新築を買ったとしても人が住んだ次の日には中古扱いとなり、数年先には新築としての価値もなくなり、大きく値下がりしてしまうこともあります。
一方で中古物件は既に値下がりして価格がある程度落ちついているので、管理状態や立地などが良い物件であればあまり値下がりしません。
購入して数年後に売却しても、購入時と同じ価格で売却できることがあることを考えると、中古物件の方が資産価値を維持しやすいとも言えます。
また、現在の新築物件には「◯◯調」や「◯◯風」といった具合にフェイクのフロア材やビニールクロスが使われている場合があります。例えば将来、このような物件を賃貸で活用する場合、使い古したままでは借り手は見つからないため床や壁材の貼り替えなどが必須となります。
一方、中古住宅を購入しリノベーションで、使い込むほどに味わいが出る本物の素材を採用すれば使い古したような見た目にはならず、物件に希少性まで生み出すことができます。
時代に合わせ流行を取り入れて作られた新築にはファストファッションのように流行り廃りがありますが、本質を見据えたリノベーションにはそれがないのです。
さらに、古い物件は先に好立地を押さえている場合が多い点からも、資産価値の維持につながります。
新築では満足できない方にオススメの「中古住宅xリノベーション」
かつては新築住宅に有利だった税制面での優遇や控除が、近年は中古住宅市場の活性化が政策的に推進されていることもあり、中古住宅を購入する際にも同等に適用されるケースが増えたため、必ずしも中古物件が新築よりも税制面で不利ではありません。
税を踏まえた値段や築年数だけでない、自分のスタイルに合った住まいを模索できるのが「中古住宅×リノベーション」のメリットです。
「既製品に合わせることに不自由や不満を感じる」「新築を見てまわったけど、希望の間取りや設備のものが見つからなかった」「同じ値段なら中古物件を買って、より広いところ、より立地の良い場所に暮らしたい」など、新築物件では自分好みの住まいが実現できないとお考えの方はぜひ「中古住宅xリノベーション」を検討してみてください。