一緒につくる家。家づくりとDIY|沖縄リライフ

一緒につくる家。家づくりとDIY

2021.09

一緒につくる家。家づくりとDIY|沖縄リライフ

「よし、家をつくろう!」と考えたとき、家づくりにどのくらい参加したいですか?
専門業者に100%任せたい方がいらっしゃる一方で「できることならば少し施工してみたい」、「DIYにチャレンジしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
少し不揃いでも自らが手を加えた箇所は愛着がわき、自分らしい家を作り上げていくという感覚は何にも代えがたい満足感があるように感じます。

今回の記事では、筆者自身のDIYリノベーションの経験談を踏まえつつ、ご家族でリノベーションに挑戦された事例をご紹介します。

目次

DIYでリノベーションするなら、まずスケジュールを業者に相談

私たちも自宅をリノベーションした際に、家の約20%の壁を夫婦で塗りました。
設備などの大まかな工事が終わったらすぐに引っ越し、住みながらDIYをして暮らしていたため、ドアやエアコンが付いてしまっていますが、本来はこういったものを取り付ける前に行います。
DIYする箇所にもよりますが、ほとんどの場合は現場がひと段落して、建具を取り付ける前に行います。
工期に合わせたスケジュール組みが重要になりますので、DIYを取り入れたい方は工事を依頼する会社に相談し綿密に打ち合わせをしましょう。

こちらは寝室の壁です。
こちらは寝室の壁です。
左官に挑戦してスペイン漆喰を塗りました。
左官に挑戦してスペイン漆喰を塗りました。
こちらは夫の書斎。一度塗りをしたところです。
こちらは夫の書斎。一度塗りをしたところです。
自然素材の漆喰塗料を塗りました。3度塗りしています。
自然素材の漆喰塗料を塗りました。3度塗りしています。
下地ボードのつなぎ目をパテで埋めていきます。
下地ボードのつなぎ目をパテで埋めていきます。
パテ処理が終わったところ。
パテ処理が終わったところ。

DIYを行う上で安全面、施工面から注意しなければならないことがいくつかありますが、前回の「DIYでリノベーション」の記事に詳しく書いてありますのでぜひご一読ください。

家族みんなで参加する

「壁を塗る」、「タイルを貼る」、というのは手を付けやすく”できそう”な感じがするのではないでしょうか。
弊社のお客さまは、実際にやってみると『大変だった』とおっしゃいますが、そのあとに続く言葉はみなさん「楽しかった」と嬉しそうにおっしゃってくださいます。

戸建リノベーションの現場で、お子さまも交えて壁を塗ってタイルを貼った事例があります。
ひとつは子ども部屋、もうひとつはウォークインクローゼット(以下WIC)、そして洗面台のタイル。
子ども部屋の壁の色はその部屋を使う子に決めてもらい、養生からパテ処理、仕上げまでをご家族全員で行いました。

手が届くところまで一生懸命塗ってくれました。
手が届くところまで一生懸命塗ってくれました。
After 高い位置は大人が担当。
高い位置は大人が担当。

真っ白に仕上げたWICの壁。ここに子どもたちが絵を描くことになりました。
ハンガーパイプを通して服を掛ける場所ということもあり、ご両親も快諾でWICは大きなキャンバスに。
「壁に絵を描く」という普段であればダメと言われることも、この日ばかりは自由に好きなだけ描いていいなんて。
とても楽しそうで時間を忘れて没頭している姿が印象的でした。

いつか大人になったときに、ご家族はこの絵を見てどんなことを思うのでしょう。
家族みんなで作業した日のことが、楽しかった記憶として思い起こされるのかなと思うと嬉しくなります。
子どもたちが一緒に作業をしてくれたことで、大人だけでは思いつかない素晴らしい仕上がりになりました。

描くのは大好きなスイーツや虹。
描くのは大好きなスイーツや虹。
洗面台のタイルもDIY。
洗面台のタイルもDIY。
私も目地埋めをさせてもらいました。
私も目地埋めをさせてもらいました。

簡単なことから始めよう!慎重にじっくり進めれば大丈夫!

初めてのDIYは「上手にできるか」「失敗したらどうしよう」と不安な気持ちが拭えないものですが、いざ始めてみると、進めていくうちに要領が掴めてきます。まずは床のオイル塗装や壁の塗装など、単純作業のものから始めてみましょう。

同じような施工の動画を見たり、イメージトレーニングをしたり事前準備を整えつつ、小さな失敗はよしとするくらいの気持ちで、完ぺきに仕上げようと気負わないことがポイントです。失敗してしまっても適切にフォローすればたいていの場合は大丈夫。
作業前の養生は念入りにしておくと◎。作業中、「養生をしておいてよかった」と心から感じる場面に多々出会うと思います。

こんなにも楽しいDIYですが、箇所が多くなれば時間的にも体力的にも負担が大きくなり、普段あまり身体を動かさない方は筋肉痛もセットでやってきます。私も朝から晩まで作業した次の日は筋肉痛で身体が痛くて。
当初の計画通りに進めないことも十分考えられますので、ご自身の生活スタイルを鑑みて、一部屋だけ、一ヶ所だけと、短い期間に集中して無理なく作業ができる範囲に留めておくことも大切です。

家は10年、20年と経過するとどこかしらに傷みが生じてくるものですが、定期的なメンテナンスを施すことで家はぐっと長持ちします。
DIYが日常的に行えていれば、傷みがひどくなる前に補修したり手をかけてあげることができますね。
このことからも、家をつくるきっかけでDIYをスタートすることは、さまざまなメリットがあるように思います。

この記事を書いた人

佐藤 友恵(さとう ともえ)

佐藤 友恵(さとう ともえ)

島根県出身。大阪の工務店で現場を通して家づくりを学ぶ。
設計士の夫と「in tree」を設立し、夫婦それぞれの目線から暮らしやすい家のかたちを考え提案する。

株式会社in tree

株式会社in tree リノベーション協議会

リノベーション以外に木造新築の設計施工も行う。
無垢材をはじめとした自然素材を使い、シンプルで居心地のいい住まいを手の届く価格でつくる。
中古マンションを夫婦でリノベーションした自宅は、オフィスを兼ねたモデルルームで内覧が可能。

※株式会社in treeはリノベーション協議会の会員です。