リノベーションでの水回りってどれだけ移動できるの?|沖縄リライフ

リノベーションでの水回りってどれだけ移動できるの?

2022.09

リノベーションでの水回りってどれだけ移動できるの?|沖縄リライフ

リノベーションでプランを考える時のポイントとなる、水回りの位置。
「水回りっていくらでも動かせるの?」「大きく動かした時のメリットやデメリットは?」など、気になる水回りの移動についてまとめました。

目次

【マンション編】水回りの移動

まずはここを確認!

マンションリノベーション時の水回りの移動は、上下階と繋がる配管との位置関係やマンションの床下空間の構造によって自由度が異なり、現状に合わせてプランニングをする必要があります。
また、水回りの壁がコンクリートブロック(CB)でできている場合があります。
CBは構造躯体ではないので解体は可能なマンションが多いですが、解体にはかなりの音と振動が起き、マンション全体に影響が出るので、あまり広範囲での解体はおすすめしません。できるだけCBの解体が少ない範囲で計画をしましょう。
その他、管理規約で水回りの移動自体が禁止されている場合もあるので事前に確認を。

ここまで確認できたら、どのくらい水回りを動かせるか、ある程度の予測ができます。全体のプランとの兼ね合いを見ながら配置を検討していきましょう。

キッチンの向きの変更は比較的容易

「壁付けのキッチンを対面にしたい」など、現状に近い場所でキッチンの位置を動かすのはそれほど難しくありません。
腰壁(※)の中に排水管を仕込むことができるためです。
「景色を見ながら料理がしたい」「料理をしているときに子どもの様子が見たい」「壁付けにして家事動線を効率化したい」など、実現したい内容によって位置を検討しましょう。
ただし、アイランドキッチンにする場合は、床下で排水勾配を確保するため、キッチンの床の高さをあげないといけないことがあります。

キッチンの床が上がるのもステージのようで素敵ですが、段差のないフラットな空間を実現したい場合は壁と繋がる位置にキッチンを配置するのがおすすめです。

(※)壁の低い部分、床から1m程度までの壁

壁付けキッチンを対面キッチンに変更した事例
壁付けキッチンを対面キッチンに変更した事例
床の高さを上げてアイランドキッチンを実現した事例
床の高さを上げてアイランドキッチンを実現した事例

洗面台の位置移動は比較的容易

洗面台は比較的自由に位置を変更できます。
従来の間取りでは、脱衣所に洗面台と洗濯パンが配置されているのが一般的ですが、狭くて使いにくさを感じることも…。

リノベーションでせっかく好みの洗面台にするなら、洗面台を脱衣所から出してしまうのもひとつ!玄関に入ってすぐの場所やベッドルームの一角に置いた事例もあります。
キッチンと同様、位置によって床の高さを上げないといけないことがあるので注意が必要です。

洗面台を玄関に入ってすぐの場所に配置した事例
洗面台を玄関に入ってすぐの場所に配置した事例
ベッドスペースの隣に洗面台を配置した事例
ベッドスペースの隣に洗面台を配置した事例

トイレの移動はハードルが高い

既存の位置から大きく動かすと詰まりの原因になることもあり、トイレを大きく動かすことはお勧めしません。

元々のトイレが狭くて使いにくいなどの場合は建具や壁の位置を変えて、空間の確保を工夫するのが良いでしょう。
どうしても移動したい場合でも、できるだけ現状の近く、もしくは既存位置で向きを変えるなど軽微な移動にとどめるのがおすすめです。

浴室の位置変更はコストアップを覚悟で

浴室の位置を大きく変えると、思ってもみなかった間取りが実現できることがあります。ただし、他の部分への影響も大きく、大幅な間取り変更が必要になると思った方が良いでしょう。

水回りの移動にも大幅な間取り変更にもコストがかかります。コストを重視するなら浴室は既存の位置での入れ替えがおすすめ。
浴室の位置の変更の優先度が高いのであれば、コストアップを覚悟でダイナミックな間取り変更を実現しましょう!

浴室の場所を動かすことで洗面からベッドルームへのウォークスルークローゼットを実現した事例
浴室の場所を動かすことで洗面からベッドルームへのウォークスルークローゼットを実現した事例

マンションリノベーションで水回りを移動すると、自由な間取り変更が可能になり、思いもよらない間取りが実現できることも!
また、動線を整えたり、気持ちのいい場所にキッチンや浴室を移動できたりと、日々の暮らしに直結するメリットがたくさんあります。

将来マンション全体での修繕があった場合に1住戸だけ水回りの位置が違うことで管理組合とのやりとりが必要になることがあるなど、押さえておきたいデメリットもあります。
また、無理に配管の接続位置を変更するとオーバーフローや水漏れの原因となることもあります。
もちろん、大きく動かせばそれだけ工事費も大きくなります。どこまでの範囲の工事が必要か、十分に検討しながら進めましょう。

【戸建て編】水回りの移動

マンションのリノベーションと比較すると、戸建ての水回りのリノベーションは自由度が高いと言えます。
大きく移動すると配管工事の範囲が大きくなり、費用が高額になりやすいことに注意!
あらかじめ引き込まれている水道管の口径によっては、水回りの数を増やしたり、上階に移動するのは水圧の関係で難しいことがあります。

戸建ての場合は構造壁の位置など建物によって大きく違うので、どこに移動ができるのか個別に確認が必要です。

マンション、戸建てに関わらず、工事予定物件の現地確認や図面を見ながらのご相談を承ります。リノベーションをご検討の方はまずはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

森岡 瑞穂(もりおか みずほ)

森岡 瑞穂(もりおか みずほ)

沖縄で嫁入りし、そばが大好物に。
「想像を超える提案」×「沖縄らしい建物」でお客さまと一緒にワクワクしたいです。

株式会社アートアンドクラフト 沖縄事務所

株式会社アートアンドクラフト 沖縄事務所 リノベーション協議会

自分らしい住まいと新しい空間づくりの提案。1994年設立。日本におけるリノベーションの黎明期から活動し、住まいやオフィスを『リノベーション』で魅力的に再生することを得意としています。

不動産のプロであるコーディネーターと建築士の資格をもった設計者が、物件探しから設計・施工、引き渡しまでトータルにサポート。ビルやアパートの再生コンサルティングも承ります。

沖縄事務所は老朽化したホテルを全面的に再生し自ら運営もするSPICE MOTEL内にあります。

※株式会社アートアンドクラフト 沖縄事務所はリノベーション協議会の会員です。