相見積もりが必ずしも正解とは限らない!?業者選びのポイントとは?|沖縄リライフ

相見積もりが必ずしも正解とは限らない!?業者選びのポイントとは?

2022.11

相見積もりが必ずしも正解とは限らない!?業者選びのポイントとは?|沖縄リライフ

リノベーションを成功させるために最も重要なポイントのひとつが事業者選びです。しかし、たくさんある業者の中から自分たちの理想を叶えてくれる事業者を選ぶのは難しいかもしれません。

目次

必ずしも『相見積もり=正解』ではない。

よくある住宅系のポータルサイトやガイド本などの中には、リノベーションの相場を把握したり提案内容を確認したりするために、まずは複数の事業者から見積書をもらって比較する『相見積もり』を薦めているものが多くあります。

しかし、基本的に相見積もりは「価格を比べるため」に行うもの。
施工範囲が限定的なため簡単に見積もりを出せる部分リフォームなら有効な判断材料になり得ますが、リノベーションでは単純に価格だけで判断してしまうと失敗の原因になってしまうことがあるので注意が必要です。

必ずしも『相見積もり=正解』ではない。

家族構成やライフスタイル、趣味などを把握して全体のプランを作り上げるリノベーションでは、細かいヒアリングによってお客さまの『本当のニーズ』をどこまで引き出せるかがポイントになります。そこで大事になるのが、お客さまと担当者のコミュニケーション。

しかし、そのコミュニケーションのスタートが価格ありきの相見積もりだと、お互いが信頼関係を築くのに苦労します。また、価格ありきだと「かけられる時間」が決まってしまうため、お客さまのために時間をかけにくくなるというデメリットもあります。

本当に確認したいのは『提案力・施工力・対応力』

見積もりではどうしても費用(予算)に目が行きがちですが、部分的なリフォームと異なるリノベーションでは、金額にとらわれ過ぎずにリノベーション事業者の『提案力・施工力・対応力』を見極めることが成功への近道となります。
仮に同じ設計図、同じ設備、同じ金額の見積もりでも、事業者の施工管理能力や職人の技術力が異なれば、完成形はまったくの"別モノ"になるからです。実際に施工事例を見せてもらったり、その事業者がお客さまとどういう付き合い方をしているかを打ち合わせの中で確認したりして、事業者の『力』を判断しましょう。

中には出来上がった図面・設計図・仕様書を持って、工事だけ安い会社に依頼するという方もいますが、そういったやり方はたいてい失敗してしまいます。なぜなら、工事のみを請け負う会社はプランの背景や設計士・プランナーの本当の意図を理解できないからです。

本当に確認したいのは『提案力・施工力・対応力』

見積書をチェックするポイントとは?

最後に見積書を確認する際のポイントをお伝えします。
重要なのはどの作業・どの範囲までがその金額に含まれるのかをしっかり把握することです。

工事項目

事業者が必要とする工事について書かれています。内容がイメージできない項目があれば質問しましょう。

材料・商品名

材料や商品によって価格が大きく変わることがあります。メーカー名は建材・塗料などの品番も確認をお忘れなく。

単価・数量・面積

「一式」などと記載されている場合には、単価・数量・面積なども把握しておきましょう。大雑把な記載はトラブルのもとです。

日付・有効期限

見積書には有効期限があります。「発行日から1ヶ月以内」が一般的ですが、それよりも短い場合はどんな理由があるのか確認しましょう。

見積書をチェックするポイントとは
どの作業・どの範囲までが金額に含まれるのかを把握する

まとめ

簡単に見積もりが出せる部分リフォームとは異なり、住む人の家族構成、ライフスタイル、趣味・嗜好などをふまえて最適な提案を必要とするリノベーションでは、必ずしも「相見積もりで価格を比較すればよい」というわけではありません。
プランや見積もりを作成するまでにお互いの価値観を理解し合えるかが重要です。

単純に要望を伝えて事業者がそれを形にするという構図ではなく、お客さま自身も事業者と一緒に協力して形にする共同プロジェクトとして捉え、その事業者が信頼関係を築けるパートナーかどうかを見極めることが、満足度の高いリノベーションのためには重要です。

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この記事を書いた人

武部 裕行(たけべ ひろゆき)

武部 裕行(たけべ ひろゆき)

一般社団法人リノベーション協議会 事務局
旧い街並み、旧い建物好きが高じて、製薬会社から不動産業界に転職。
リノベーション協議会でリノベーションの啓蒙・普及活動に従事。

一般社団法人リノベーション協議会

一般社団法人リノベーション協議会

リノベーション事業を行う建設会社や不動産会社、建材メーカー、金融機関などが集まって構成。
築年数や工事の規模など、さまざまなリノベーション住宅を消費者が安心して選べる基準、仕組み=適合リノベーション住宅(R1住宅など)を提供しているほか、リノベーションの啓蒙・普及活動、リノベーション事業者の品質、技術の向上などを行っている一般社団法人。