プチリノベのススメ ~自分がこだわる部分をリノベーション~
2024.10
物価の上昇・ガソリン代の値上げ・電気代の高騰と、ここ最近はさまざまなものの値上げラッシュが私達の生活を圧迫しています(泣)
物価の上昇と比例して給与も上がってくれればいいのですが、現実はなかなか厳しいようです。
不動産・建築業界においても、数年前から続く地価の上昇や建築単価の高騰と、住宅を手に入れたい方にとっては耳の痛い話ばかり・・・。
そこで今回は「プチリノベ」のご提案をしたいと思います。
建物の内部を全て解体して新しく作り替える「フルリノベーション」は、ダイナミックに建物の印象が変わるのでとても魅力的ですが、規模が大きいためにどうしても費用がかさんでしまいます。
『リノベーションはしたい。でも費用は抑えたい。』とお考えの方は、自分がこだわる部分だけをリノベーションする「プチリノベ」をご検討してみてはいかがでしょうか?
早速、当社で行ったプチリノベの事例をご紹介していきます。
目次
事例1:小上がり和室をモダン洋室へ
中古住宅を購入されたお客さまからご相談を受けてのリノベーション事例。
もともとはリビングの横に小上がりタイプの和室がありましたが、『リビングと繋げて使いたい』とのご要望を受け、高低差のあった小上がりを解体してフラットにしました。
また、フロア材はリビングと同じデザインを採用して、住まい手の好みのモダンスタイルに一新しました。
事例2:手すり兼シューズクローク
玄関に設置された靴箱のリノベーション事例。
もともとはご家族でお住まいだったため、収納量が多い背丈のある靴箱が玄関に設置されていました。
しかし、お子さまが独立して一人暮らしとなったため、靴箱の収納量はそこまで必要なくなりました。
また、依頼者から『まだ健康で歩くことも全く問題ありませんが、将来を見据えてシューズクロークの天板を手すりとしても使える高さに製作して欲しい』とのご要望があったため、シューズクロークをオーダーで製作して設置することにしました。
元の靴箱は背丈が高く圧迫感がありましたが、高さを抑えることで開放感が増しました。
また、天板を手すりとして利用できるようにしたため転倒のリスクを軽減しています。
加えて、天板を廊下まで延ばしたことで、移動もスムーズになりました。
玄関は来客があった時にすぐに目につく場所ですので、クロークの扉の意匠にこだわって、板をスクエア柄に張り合わせて仕上げました。
事例3:本好きのための空間【オーダー棚】
新築の住宅を建築されたお客さまのリノベーション事例。
依頼者のご主人さまは本がお好きということで、『廊下の突き当たりにできたデッドスペースを活用して、本棚を作りたい』とのご要望がありました。
現地調査時に本のサイズや量を確認したところ、かなりの量の書籍があったため、天井まで延びる可動棚を設置。
また、2列に並べて収納できるように棚板の奥行きに余裕を持たせ、さらに収納力をアップしました。
棚の側板は、建具のカラーと合わせて統一感を持たせています。
事例4:古民家の壁収納
築60年を超える古民家のリノベーション事例。
内部は以前にリフォームされているようですが、収納が少ないとのことで『壁付けの棚が欲しい』とご相談がありました。
この相談を受けて、古民家の雰囲気を崩さないように既存の廻り縁に色を合わせた壁収納を製作。
可動棚なので、将来にお子さまが独立されたり家族が増えた場合でも、棚を増減することでライフスタイルに合わせた使い方ができるように工夫しました。
最後に
プチリノベの事例はいかがでしたでしょうか?
リノベーションで大切なのは「選択と集中」です。
自分のライフスタイルの中でプライオリティ(優先順位)を決めて、こだわる場所だけに集中し、改修を加える。
そうすることで、予算を抑えつつ自分らしい暮らしを手に入れることができます。
この記事が、皆さまの住まいづくりに少しでもお役に立てたら幸いです。
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