有限会社パステル 上原 幸生(うえはら こうせい)さん|沖縄の不動産会社インタビュー

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周りの仲間たちに支えられて25周年『正直な行動』が秘けつに!

有限会社パステル
代表取締役社長
上原 幸生(うえはら こうせい)── 2022年11月号掲載

絵画展が開かれていると聞けば必ず足を運ぶほど絵画が好きという上原社長。一番好きなジャンルは抽象画なのだとか。

顧客の新たな一歩に立ち会える楽しさ

那覇市・泊港から徒歩5分の場所に事務所を構える。ベランダの看板が目印。
那覇市・泊港から徒歩5分の場所に事務所を構える。ベランダの看板が目印。

── 現在、上原社長を中心に売買専門の会社として、2名で営業されているとのこと。今年創業25周年を迎えられましたが、これまでを振り返ってみていかがですか。

弊社がスタートした平成8年頃は、バブル崩壊の影響が強く残っていました。経済全体が停滞していたので大変な事が多くありましたが、多くのお客さまに会えるのは楽しかったですね。

お客さま一人ひとり、いろいろな事情を抱えていましたが、その方々の人生の節目を迎えるお手伝いができるのが嬉しかった。
マイホームを購入されたお客さまの中に気が合った方がいて、購入後も家族ぐるみのお付き合いができたことは、今も思い出に残っています。
売却の相談にご夫婦で来られたお客さまがいつの間にかケンカになって、仲裁役を買っていた、なんてこともありましたね(笑)。

建物や土地の購入は、そのファミリーにとって新しいスタートの第一歩。それに携われるのは楽しいですね。

── この25年間、長く続けて来られた秘けつは?

それはもう『周りの皆さまに助けられてきた』という言葉に尽きますね。
時には仕事が途切れそうになることもありましたが、同業の仲間達を始め、横の繋がりで新規のお客さまを紹介してもらったことが何度もありました。そういった『助け合い』があったから、続けて来られたと感じますね。

若い時は、あれこれと構想を実現したいという想いに駆られる事もあるでしょうが、こうして振り返ると結局、周りの人々に支えられてきたなと実感します。
それと…『正直』にやってきて良かったな、と(笑)。

── 「正直に」というと?

『できることもできないことも正直に、お客さまのためになる事を考えて、適切に仕事をする』という意識が、長く続けられた秘けつなのかなと思います。
ただ、長く続けてきたという意識がほとんどなくて。

ここ数年は正月にTVCMを出しているのですが、その打合せの時に代理店の担当者が「来年で25周年ですね」と気付いてくれました。それがきっかけで節目の年だと意識するようになりましたね。

── 日々続けてきたことが、いつの間にか長くなっていたという感覚なんですね。

社長業を続けてきた感覚もあまりなくて、今もイチ営業マンという気持ちが強い。
相手に名刺を渡した時に「社長なんですか」と言われる事もありますよ(笑)。

世間話やユンタク(長話)はほどほどに。

── 接客や商談の際に気を付けている事はありますか。

「あまりユンタクしない」、「訪問先で居座らないようにする」ことですかね(笑)。
多少の世間話をすることはあっても、本題をきちっと伝えて短時間で終わらせるようにしています。1~2時間も話し込んで…というのは歳を重ねるにつれてやらなくなりましたね。

── 「打ち解けたお客さまとついついユンタクが続いて…」という話をよく聞くので、意外です。

昔はユンタクするのも良しとしていましたが、今のメインの客層である20~30代の方々とは親子ほどの年齢差があるので、いろいろと世間話を重ねるよりも『本題をしっかり伝える』、『お客さまから質問があれば回答し、サポートに努める』という進め方が良いのかな、と。

若い時にはイケイケドンドンで、目の前に全力で…という気持ちでしたが、年齢を重ねていくと共に落ち着いて周りを見るようになりましたね。

── さて、今後30周年、40周年と営業を続けていく上での展望などはございますか。

コロナ禍の影響で先行きが不透明な部分もあるので、まずは現状を維持していくことが大事。
弊社は売買一本で今日まで続けてきたので、当面は賃貸など別業務を始めるといったことは考えていません。
幸い、不動産業はジンサンミー(お金の計算)ができるうちは70歳でも80歳でも続けられる仕事なので、周りに迷惑をかけずにいられるうちは働き続けていきたいですね。
感覚的には、昔からのマチヤグヮー(商店)というか、イッセンマチヤー(駄菓子屋)のような、誰でも気軽に来てもらえるような気持ちでやっているので。

現場作業に興味!しかし現実は…

── ここからは上原社長ご自身のことについて質問します。事務所内には車の模型やヴィンテージのバイク、絵画などいろいろ飾られていて、多趣味とお見受けしますが……。

多趣味と言うほどではないですよ。
昔はもっと大きなサイズのバイクに乗っていましたが、時間が経つにつれて乗らなくなったので手放して…。ヴィンテージバイクは数か月前に偶然出会って購入したという感じですね。
他に趣味として思い当たるのは…酒ですかね(笑)。日本酒以外は何でも飲みますよ。

── ゴルフもされているとか。

ゴルフは始めてから15年ぐらいで、今は多くて月3回ほどコースを回ります。
良い運動になりますし、人を見る機会にもなります。
遠くに飛ばすのも気持ちいいですが、やっぱりロングパットやチップインバーディを決めた時が気持ちいいですね。

── では、最近興味を持っている事などはありますか。

仕事関連では一時期、現場に出てみたいという思いがありましたね。
「建築現場でユンボを運転してみたい」、「リフォーム現場で左官やペンキ塗りをしてみたい」と真剣に考えたことがあります(笑)。

── 実現はできたのですか?

なかなか機会がなくて…。土木屋の知り合いに「ユンボの操作教えてよ」と言っても「今度な」という返事で話が終わってしまう(笑)。

また、TVで産業開発青年隊のCMを見かけて「重機の免許を取得できるのはいいな」と思ったら「年齢制限でアウトだ」と(笑)。
左官やペンキ塗りを手伝うにしても事前に練習しておかないと、難しいですよね。

── いつか実現できることを願っています!本日は楽しいお話をありがとうございました!

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所在地

沖縄県那覇市前島3-8-17

営業時間

09:00~18:00

定休日

土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始・GW・旧盆

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