株式会社キャリアエステート 中本 貴士（なかもと たかし）さん｜沖縄の不動産会社インタビュー

── 設計から管理まで全て任せられるのは、お客さまの安心度も高いのでは。

実際に「あなたの所に任せれば安心だよね」とおっしゃっていただけると嬉しいですね。
そう言ってもらえる事で気持ちも引き締まります。

── それはなぜですか？

設計、営業、管理やメンテナンス、更にリノベーションも一貫して行うとなれば、過程のどこかでミスがあるとオーナーさまからの信頼が崩れてしまいます。
なので、各部署がしっかりと連携する事が大切。プレッシャーもありますが、それが責任感の強さも生みます。
おかげさまで、現在はお客さまの紹介が8割以上。私達のやっている事が認められているという実証になり、自信になっています。

── 全てを請け負うという事が強い責任に繋がっているのですね。さて、次は御社のリノベーション事業についてお伺いします。

リノベーションは今、面白みを強く感じています。
これまでに数多く手掛けてきましたが、築20年以上の物件もガラリと変化します。

── 間取りが大胆に変化することもありますよね。

しかし弊社のノウハウからすれば、発想や知識は微々たるもの。
それを補う手立てとして、弊社は全国ネットワークの「リノベ不動産」に加盟しました。

加盟した最大のメリットは、最新の全国の事例を詳しく学べること。
場合によっては、県外の事業者を紹介してもらい、その技術を取り入れられるのも大きいですね。
紹介してもらった事業者を訪ねて、その技術や製品を見せていただけるのも収穫。

現在は感染症の心配があるので現地を訪ねることは難しいですが、一時期は展示会などにも足しげく通いました。
やっぱり自身の目で見て、肌で感じないとお客さまにも伝えられませんから。

── ネットワークも広がったのですか？

県内外問わず、さまざまな企業に助けられているなと感じます。
交流の中で得られるヒントも多く、それをお客さまに還元できる流れをしっかり作っていけたらと思います。

── では、今後の展望について教えてください。

賃貸マンションの建築も請け負っていますが、年々諸費用の単価が上がっており、建築のハードルが上がっています。
それに加えて、金融機関からの融資もハードルが高くなっているので、建築費用全体の価格を抑え、オーナーさまがしっかりと収益を得られる経営計画作りを模索しています。

── 「価格を低減して建築のハードルを下げる」ということですね。

ただし「安かろう悪かろう」ではいけませんので、もちろん品質の向上も実現していく。
アパートを建てることを諦めているお客さまは意外と多いので、そういった方たちのご要望に応えたい。
「お客さまのためにどうしたらより良くできるか」という根本はブレさせず、社として進むべき方向を見極める。
そうやって5年後、10年後と進化を果たしていきたいですね。

── 今回は貴重なお話をありがとうございました！