これからリノベーションする方に伝えたい!楽しむための事前準備
2021.02
自分にとって居心地がよく、楽しく暮らせる空間に作り替えることができるリノベーション。
家づくりを考え始めたら、ワクワクが止まりませんよね。しかし、いざリノベーションをしよう!と思っても「何から始めたらいいの?」と立ち止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
筆者自身も、中古マンションを購入して夫婦でリノベーションした家に暮らしていますが、実際に自宅をリノベーションしてみて「これは伝えなければいけない」と思ったことが幾つもありました。
今回はその中から、リノベーションを最高に楽しむために必要な「準備」についてお伝えしたいと思います。
これから住まいづくりしようとをお考えの方に参考にしていただけたら幸いです。
目次
まずは自分の好みを知るところから。
リノベーションを考え始めたら、まずは住まいについて色々な「好き」、「アイデア」をストックしてみましょう。
雑誌を切り抜いてスクラップブックを作ったり、出かけた先でピンときた内装やパーツを写真に撮ったり、どんな風に家で過ごしたいのかを、ざっくりでいいので書き出してみるところからスタートしましょう。
ビジュアルや言葉で住まいの「好き」、「アイデア」のイメージを伝えられるようにしておくと、リノベーション設計者との打ち合わせが格段にスムーズになります。
設計する側は、写真一枚からでもどんどんイメージを膨らませていきますので、「こんな家具を置きたい」でも大丈夫です。
例えば筆者の自宅は、リビングの真ん中にキッチンがあります。
子どもの頃から料理が好きで、キッチンにいることが好きでした。仕事の合間に料理をしたり、洗濯をしたり、キッチンで映画も観たいなぁというところから考え始め、夫とアイデアを出し合い、思いきってリビングのど真ん中にキッチンを配置しました。
完成するまでドキドキしましたが、この配置は私たちの生活に合っている上、使いやすくて気に入っています。
大まかにでもリノベーション設計者に希望を伝えられる準備をしておくことで、初回の提案プランから理想に近いものや、面白いプランがたくさん飛び出してきます。
大切にしたいのは「楽しく、自分らしく」。ご自身の"好き"を探し、知るところから始めてみましょう。
今の暮らしから“はみ出しているもの”はある?
今の暮らしの中から「はみ出しているもの=使っていないもの」や、「使う予定のないもの」はありますか?
リノベーションは、家の広さが既に決まっていて、その中でいかに"ご家族が楽しく暮らせるか"を考えて設計していきます。
新しいお住まいに持っていく物と、そうでない物との仕分けができていると、スペースを最大限有効に使って間取りを構築することができます。ご家族にとって必要な物の量が把握できれば、適した収納スペースを計画できる上に、リビングを広くしたり、書斎が作れたりと、より多くの希望が取り入れられるかもしれません。
色々なアイデアが反映できるように、スペースには少し余白を残しておくくらいの気持ちで。
リノベーションを考え始めたら、ぜひご家族みんなで「はみ出しているもの」を見つけて、整理してみましょう。
イメージを共有できるかがカギ!依頼先の探し方
リノベーションを依頼する会社の探し方に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
依頼する会社によって、家の仕上がりや雰囲気はガラっと変わります。
選ぶ基準も千差万別、とまでは言いませんが、誰かにとって良い会社が自分にとっても良い、とは限りません。
ご自身にとって相性の良い会社を見つけることが、リノベーションを楽しむための最大のポイントと言えます。
判断基準として重要なことは、「伝えたいことが伝わること」と「好きなテイストの家づくりをしている会社を探すこと」です。
例えば服を買う時や、美容室に行った際に自分の希望が気軽に相談できて、相手からもアドバイスや意見がもらえると楽しいですし、満足度もまるで変ってきます。
家づくりも、担当者と気軽に話せて意見交換できることがとても大切なのです。
そして、同じものを「良い」と思える相手は感覚や感性が似ていることが多く、言っていることが伝わりやすい傾向にあります。
「こうしたい」と言葉にすることはなかなか難しいものですが、会話の中からそういうところをキャッチしてくれる担当者だと、安心してリノベーションを進めることができますね。
まずはどんなリノベーション会社があるのかを、インターネットやSNSを活用して探してみましょう。
「相談してみたい」と思える会社を数社ピックアップし、モデルハウスやオフィスに足を運んで家づくりを肌で感じてみてください。空間の雰囲気、担当者とのフィーリングを実際に会って話して、確かめてみましょう。
最後に
今回は、リノベーション楽しむために前もって準備しておくと良いポイントを3つお伝えしました。
他にもお伝えしたいことがあるのですが、それはまた次の機会に。
必要なことを準備をして、思いっきり家づくりを楽しんでいただきたいです。