自分好みの空間に仕上げるために「好き」を集める |沖縄リライフ

自分好みの空間に仕上げるために「好き」を集める

2021.04

自分好みの空間に仕上げるために「好き」を集める|沖縄リライフ

リノベーションをするにあたり、いろいろな本や雑誌をみて「このお部屋、とても素敵!」、「私もこんなリビングで毎日を過ごしたい!」なんて思われる事も多くあるのではないでしょうか。

自分好みのおしゃれな空間で暮らすことができれば、ストレスも少なく、今よりもっと暮らしが好きになると思います。
でも、「好み」の取り入れ方を間違ってしまうと「あれ、なんか違う…」ってことになりかねません。

今回は、自分好みの空間にリノベーションするための方法として、好みの把握と考え方についてご紹介します。

目次

まずは自分の「好き」を集める

雑貨屋さんに行ったとき、お洒落な照明器具やメールボックス、ソファなどを目にして、それが自分にとってときめくものであれば、そこから空間づくりをスタートさせることも良いと思います。
リノベーションを考えるとき、出来上がった空間に合わせて家具やカーテン、電化製品などを決めるのではなく、自分の「好きなもの」から住まいづくりをイメージするのも、「自分らしい暮らし」に仕上げることにつながります。

例えば、照明スイッチや手洗いボウル、水栓といったアイテムを組み合わせ、ひとつの空間をまとめていくことで「好き」を集めた空間となりますし、「この照明をトイレで使いたい」と決めたのなら、その照明に合う空間を考えることで、より照明器具が主役となるトイレになります。

玄関のインテリアスタイル
玄関のインテリアスタイル
玄関をイメージボードで固め、施工した事例
玄関をイメージボードで固め、施工した事例
玄関に手洗いボウルを設置
玄関に手洗いボウルを設置
リビングから見える玄関
リビングから見える玄関

空間のつながりを意識し、インテリアスタイルを考える

「好きなもの」から住まいづくりを考えることもリノベーションを進めていく一つの方法なのですが、家は「家族みんなで生活していく場所である」ということも忘れてはいけません。
家族みんなの「好き」を取り入れることができればより豊かな暮らしにつながると思いますが、それぞれが「好き」を強調しすぎてしまうと、家全体のインテリアスタイルがまとまりにくく、かえって居心地のいい家にならないこともあります。

仮に奥さまは白い部屋に木を多く使ったナチュラルスタイルが好みで、ご主人はアイアンを多く取り入れた無機質なインダストリアルスタイルが好みだった場合、お互いの「好きなもの」を取り入れたはずなのにインテリアスタイルとしてはちぐはぐで、別々の部屋にいることが多くなり一緒に会話をする時間が減る、なんてこともあるかもしれません。
そうならないようにするためには、「家は空間と空間のつながりから成り立っている」ということを理解する必要があります。お互いの「好き」をどのように取り入れ、家族が居心地の良い空間にするためにどのようにまとめていくかが大事になります。

例えば、キッチンを奥さまが好きなナチュラルスタイルにするのなら、つながりのあるリビングは少し色のトーンを抑えた木を使ったカントリースタイルにしたり、手作りの素朴感を取り入れたぬくもりのあるクラフトスタイルにすることで、ご主人の好きなインダストリアルスタイルが取り入れやすくなります。
リビングにつながる玄関は土間仕上げにしたり、洗面はコンクリートブロックの化粧積みにして、ネイビーやブラック系の化粧台を取り入れる事で、違和感なくまとめることも可能です。

白を基調としたキッチン
白を基調としたキッチン
奥さまの好みは「白×木×アーチ」。好きな空間の画像を集め一覧にすると「好きな要素」が見えてきます
奥さまの好みは「白×木×アーチ」。
好きな空間の画像を集め一覧にすると「好きな要素」が見えてきます
白×木で調和された洗面室
白×木で調和された洗面室

自分が好きなインテリアスタイルを知り、唯一無二の家にする

さまざまなインテリアスタイルがあるなかで、「自分が好きなインテリアスタイルってなんだろう」と疑問に思う方も多くいらっしゃると思います。
自分の好みを理解するひとつの方法として、雑誌やインターネットの画像から好きと思える部屋の雰囲気や、キッチン周りの収納の在り方などを探してスクラップにまとめれば、画像の共通点から自分の好みをあらためて知ることができます。

好みの色は経年劣化した無機質でマットな濃い色が多いのか、それとも古材などのやさしさや暖かみのある色が多いのかなど、自分の好みの傾向がみえてきますし、形(フォルムやライン)にしても骨太でがっちりしたものが多いのか、アーチを描くゆったりした曲線ラインやエレガントな装飾が多いのかなどで、内装ドアの形状や家具の好みもわかってきます。
さらに、素材(古材やタイル、アイアンなどのマテリアル)や質感(ツヤツヤやざらざら、ごつごつなどのテクスチャー)の好みがわかることで、他にはない唯一無二の自分だけの家を手に入れることにつながります。

自分の「好き」を知り、一緒に暮らす家族みんなの「好き」もちゃんと取り入れることができれば、心も休まる豊かな暮らしとなるはずです。また、リノベーションを依頼する会社へ「こんな家にしたい」と明確なイメージを伝えることで、満足度の高いリノベーションに近づきます。
好きなものに囲まれる暮らしは、今よりもっと毎日が「好き」になることでしょう。

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この記事を書いた人

徳里 政俊(とくざと まさとし)

徳里 政俊(とくざと まさとし)

RENOBEES(株式会社アーキラボラフィット) 代表取締役。
豊富な現場経験を活かした提案で、お客さまからの信頼も厚い。
建築士・宅地建築取引士の他、多数の資格を有する。

RENOBEES(株式会社アーキラボラフィット)

RENOBEES(株式会社アーキラボラフィット) リノベーション協議会

「デザイン」「住み心地」「価格」の3つのバランスを大切に、"一緒に作り上げる"リノベーション。
考え方や好みは十人十色。
既成概念にとらわれず、「住む人」、「使う人」にとことん向き合います。

※RENOBEES(株式会社アーキラボラフィット)はリノベーション協議会の会員です。